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【プロ野球試合数が143試合の理由】年間試合数を過去の試合数変遷含めて解説します

プロ野球1年の流れと試合数変遷

この記事で解決できる悩みや疑問

  • 2025年のプロ野球試合数ってどれくらい?
  • 昔はどれくらいの試合数だったの?

プロ野球選手は試合をすることでお金をもらっています。では、1年間でどれくらい試合をしているか知っていますか?

野球をやっているだけと思われがちですが、実は結構タフな職業です

この記事ではプロ野球選手の年間試合数について解説していきます!

この記事の内容

  • プロ野球1年間の流れ
  • 2025年プロ野球年間試合数
  • 143試合になったのはなぜなのか?
  • プロ野球年間試合数変遷

この記事を読むと、プロ野球選手の年間試合数と歴史がわかります

では、解説していきます

プロ野球1年間の流れ

プロ野球1年間の流れはこのようになっています

冬の寒い時期は基本オフシーズンで、2月頃から自主トレやキャンプが始まります

非公式の他球団との試合(オープン戦)が3月に行われ、3末〜4頭にレギュラーシーズンが始まります

そこから10月末くらいまで、6~7ヶ月間かけて、日本一のチームを決める戦いが続きます

10月上旬までに、レギュラーシーズンは終わり、セ・リーグとパ・リーグで順位が決まります

10月中旬にそれぞれのリーグ上位3位までのチームで、CS(クライマックスシリーズ)を行い、各リーグの覇者が決まります

そして、10月末にセ・リーグ代表とパ・リーグ代表のチームが戦い、日本一を決めます

レギュラーシーズンで上位3位に入らなかったチームは、レギュラーシーズンで年間の試合は終了です

2025年プロ野球年間試合数

2025年の1球団あたり年間試合数は143試合です

しかし、ここにはカウントされていない試合もあります

試合一覧試合数
オープン戦10~20試合
(球団により異なる)
交流戦18試合
リーグ戦125試合
オールスター戦2試合
クライマックスシリーズ最大9試合
日本シリーズ最大7試合
合計181試合

143試合にカウントされているのは「交流戦」と「リーグ戦」です(18試合+125試合=143試合)

マックスで考えると、181試合に出場する可能性があります。1年のほぼ半分ですね

オフの時期の自主トレなどが50日間あると考えると、年間231日稼働(年間休日129日)です

厚生労働省が発表している、労働者1人あたりの平均年間休日数は116日なので、プロ野球選手はブラックではないと言えます

ただ、オフシーズンの過ごし方がレギュラーシーズンに影響すると言われており、全く気の抜けない日々が続く過酷な仕事であることには違いありません

143試合になったのはなぜなのか?

野球に詳しい人ならば、年間試合数は144試合じゃなかったっけ?と思いますよね

なぜ、1試合減ったのでしょうか

理由は「交流戦」と「リーグ戦」の試合数に変化があったからです

143試合になったのは2015年からです

2007~20142015~2025
年間試合数144試合143試合
交流戦の試合数24試合(4試合×6チーム)18試合(3試合×6チーム)
リーグ戦の試合数120試合(24試合×5チーム)125試合(25試合×5チーム)

このような試合数の変化があったことで、年間の試合数が2015年から1試合減りました

プロ野球年間試合数変遷

プロ野球の年間試合数はどのように変遷してきているのでしょうか?表にしました

年度試合数
1958〜1996
※61,63,64,65年は除く
130試合26試合×5チーム
1997〜2000135試合27試合×5チーム
2001〜2004
※04除く
140試合28試合×5チーム
2005〜2006146試合セ・パ交流戦開始
リーグ戦:22試合×5チーム
交流戦:6試合×6チーム
2007〜2014144試合リーグ戦:24試合×5チーム
交流戦:4試合×6チーム
2015〜2025
※20を除く
143試合リーグ戦:25試合×5チーム
交流戦:3試合×6チーム

かなり長い間、年間130試合で行われていましたが、徐々に試合数は増えていっている傾向にあります

2005年にセ・パ交流戦が始まる前までは、リーグ戦の総当たり回数(試合数)を増やすことで、年間試合数を増やしていました

2005年にセ・パ交流戦が始まると、リーグ戦と交流戦の試合数を調整することで、年間試合数が決まっています

でも、なぜ、年間試合数は増えていっているのでしょうか?理由は2つあると言われています

1.交通網が発達したから

今ほど交通網が発達していない時代、球場間の移動はとても大変でした

特に広島や福岡への移動は夜行列車を使うことが多く、試合を多く行うことが難しい状況でした

以前は球場間の移動を減らすために、ダブルヘッダー(1日に2試合を行う)も行われていました

現在は交通網が発達したため、ダブルヘッダーも行わず、年間の試合数を増やすことができています

ダブルヘッダーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています

ダブルヘッダー 野球
【意外】プロ野球ダブルヘッダーはなぜなくなった?ダブルヘッダーの語源や名勝負3選も紹介!

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2.球団経営を安定させるため

プロ野球球団の売り上げ構成は、入場料収入3割、スポンサー収入3割、物販収入1.5割、放映権収入1.5割、その他1割と言われています

ファンを増やすことが全ての収入に直結しますので、試合数を増やし、ファンに観てもらえる機会を多くすることが大切です

そこで、年間の試合数も年々増えていったという背景があります

とはいえ、日本の野球人口は減ってきているというデータもあり、プロ野球界は球団数自体を増やそうという計画もしています

プロ野球の16球団構想については、こちらの記事で詳しく紹介しています

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まとめ

今回の記事では、プロ野球選手の年間試合数を過去の試合数変遷含めて解説しました

最後にポイントをまとめます

ポイント

  • 2025年プロ野球の1球団あたりの年間試合数は143試合だが、マックスで181試合に出場する可能性がある
  • 年間試合数は年々増えていっている
  • 年間試合数が増えている理由は「交通網の発達」と「球団経営安定」の2つ

プロ野球を応援して、もっと盛り上がりたいですね!

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ほくと

小学生から野球を始め、野球歴30年、阪神タイガースファン歴も30年。大学時代は4年間バッティングセンター勤務。草野球チーム運営歴は20年になります。野球はやるのも観るのも大好き。野球を「やる人」も「観る人」も、今よりもっと野球を楽しめるようになる情報を発信していきます。野球グッツのレビュー依頼や質問は、お気軽にお問い合わせフォームまでどうぞ。詳しいプロフィールはこちら