この記事で解決できる悩みや疑問
- 横浜の歴代外国人一覧を知りたい
- 過去の横浜の外国人選手はどれくらい活躍したのか知りたい
横浜で活躍した外国人というと、誰を思い出しますか?
やっぱり、私はロバート・ローズ選手を思い出します
どんな時も打っていた印象があります
そこで、この記事では、横浜の歴代外国人一覧と選抜最強助っ人6人を紹介します
この記事の内容
- 横浜歴代外国人一覧
- 役割別最強助っ人6人
この記事を読むと、横浜の歴代外国人で活躍した選手がわかります
では、解説していきます
横浜歴代外国人一覧
横浜の歴代外国人と成績一覧を紹介します
今回は1970年以降に活躍した外国人選手を一覧化しています
なお、投手は10試合以上登板した選手が70年代80年代といないため、1994年以降の選手を記載しています
歴代野手
選手名 | 在籍年数 | 通算成績 |
---|---|---|
ジョン・セルフ | 1970 | 43試合 打率.234 15安打 2本塁打 8打点 |
ジョニー・ワーハス | 1971 | 100試合 打率.214 63安打 8本塁打 26打点 2盗塁 |
ジョン・シピン | 1972-1978 | 1036試合 打率.297 1124安打 218本塁打 625打点 29盗塁 |
クリート・ボイヤー | 1972-1975 | 419試合 打率.257 382安打 71本塁打 218打点 1盗塁 |
ゲーリー・ジェスタッド | 1975-1976 | 256試合 打率.239 212安打 27本塁打 82打点 3盗塁 |
フェリックス・ミヤーン | 1978-1980 | 325試合 打率.306 348安打 12本塁打 92打点 13盗塁 |
ダニー・ウォルトン | 1978 | 75試合 打率.215 31安打 9本塁打 22打点 1盗塁 |
ジーン・マーチン | 1974-1979 | 746試合 打率.272 698安打 189本塁打 498打点 6盗塁 |
スキップ・ジェームス | 1980 | 111試合 打率 .269 99安打 21本塁打 57打点 2盗塁 |
ピート・ラコック | 1981 | 90試合 打率.273 82安打 10本塁打 36打点 |
マイク・ラム | 1982 | 117試合 打率.269 121安打 12本塁打 46打点 2盗塁 |
マーク・ブダスカ | 1982 | 86試合 打率.208 44安打 3本塁打 17打点 1盗塁 |
レオン・リー | 1978-1987 | 1255試合 打率.308 1436安打 268本塁打 884打点 28盗塁 |
ジム・トレーシー | 1983-1984 | 128試合 打率.301 144安打 20本塁打 68打点 3盗塁 |
ジェリー・ホワイト | 1984-1985 | 218試合 打率.251 195安打 37本塁打 113打点 23盗塁 |
カルロス・ポンセ | 1986-1990 | 533試合 打率.296 601安打 119本塁打 389打点 44盗塁 |
ダグ・ローマン | 1986 | 126試合 打率.291 137安打 14本塁打 75打点 14盗塁 |
ジム・パチョレック | 1988-1991 | 698試合 打率.315 842安打 86本塁打 431打点 12盗塁 |
ジョーイ・マイヤー | 1990 | 104試合 打率.275 104安打 26本塁打 77打点 |
R.J.レイノルズ | 1991-1992 | 335試合 打率.288 354安打 52本塁打 196打点 41盗塁 |
ラリー・シーツ | 1992 | 131試合 打率.308 150安打 26本塁打 100打点 1盗塁 |
ロバート・ローズ | 1993-2000 | 1039試合 打率.325 1275安打 167本塁打 808打点 16盗塁 |
グレン・ブラッグス | 1993-1996 | 404試合 打率.300 443安打 91本塁打 260打点 13盗塁 |
ビル・セルビー | 1997 | 90試合 打率.228 39安打 5本塁打 17打点 3盗塁 |
アルキメデス・ポゾ | 1999 | 91試合 打率.297 68安打 9本塁打 30打点 |
ルー・メローニ | 2000 | 42試合 打率.213 20安打 1本塁打 3打点 |
ジョン・ズーバー | 2001 | 92試合 打率.310 72安打 2本塁打 27打点 1盗塁 |
デーブ・ドスター | 2001 | 112試合 打率.272 84安打 9本塁打 27打点 |
マイク・グラン | 2002 | 67試合 打率.226 56安打 10本塁打 34打点 1盗塁 |
ボイ・ロドリゲス | 2002 | 138試合 打率.262 118安打 18本塁打 60打点 10盗塁 |
タイロン・ウッズ | 2003-2008 | 824試合 打率.289 851安打 240本塁打 616打点 11盗塁 |
スティーブ・コックス | 2003 | 15試合 打率2.00 10安打 1本塁打 7打点 |
ケビン・ウィット | 2005 | 65試合 打率.173 31安打 10本塁打 22打点 |
ジェイジェイ・ファーマニアック | 2008 | 25試合 打率.157 8安打 2本塁打 5打点 |
ラリー・ビグビー | 2008 | 72試合 打率.255 55安打 8本塁打 29打点 1盗塁 |
ダン・ジョンソン | 2009 | 117試合 打率.215 70安打 24本塁打 57打点 |
ホセ・カスティーヨ | 2010 | 217試合 打率.271 216安打 24本塁打 89打点 3盗塁 |
ターメル・スレッジ | 2010-2011 | 501試合 打率.263 463安打 96本塁打 315打点 1盗塁 |
ブレッド・ハーバー | 2010-2011 | 186試合 打率.284 168安打 28本塁打 96打点 |
ランディ・ルイーズ | 2012 | 151試合 打率.239 113安打 20本塁打 60打点 |
アレックス・ラミレス | 2001-2013 | 1744試合 打率.301 2017安打 380本塁打 1272打点 20盗塁 |
トニ・ブランコ | 2013-2014 | 750試合 打率.272 725安打 181本塁打 542打点 4盗塁 |
ナイジャー・モーガン | 2013 | 108試合 打率.294 109安打 11本塁打 50打点 3盗塁 |
ユリエスキ・グリエル | 2014-2015 | 62試合 打率.305 73安打 11本塁打 30打点 3盗塁 |
アーロム・バルディリス | 2014-2015 | 918試合 打率.268 793安打 93本塁打 387打点 6盗塁 |
ホセ・ロペス | 2013-2020 | 993試合 打率.274 1001安打 198本塁打 588打点 3盗塁 |
ジェイミー・ロマック | 2016 | 30試合 打率.113 8安打 2打点 |
エリアン・エレラ | 2016-2017 | 104試合 打率.224 70安打 6本塁打 34打点 2盗塁 |
ネフタリ・ソト | 2018~現在 | 2024年に千葉ロッテに移籍し現在も活躍中 |
タイラー・オースティン | 2020~現在 |
歴代投手
続いて、歴代投手一覧です
選手名 | 在籍年度 | 通算成績 |
---|---|---|
ダリル・スコット | 1994 | 25試合 0勝1敗 27奪三振 防御率2.51 |
マイク・バークベック | 1995-1996 | 12試合 2勝2敗 27奪三振 防御率4.78 |
パット・マホームズ | 1997-1998 | 21試合 3勝8敗 66奪三振 防御率5.34 |
シェーン・バワーズ | 2001-2002 | 50試合 7勝21敗 185奪三振 防御率4.08 |
クリス・ホルト | 2002-2003 | 43試合 11勝24敗 170奪三振 防御率4.13 |
エディ・ギャラード | 2003-2004 | 194試合 6勝9敗120S 141奪三振 防御率2.90 |
ドミンゴ・グスマン | 2002-2008 | 108試合 30勝37敗 451奪三振 防御率4.01 |
マット・ホワイトサイド | 2003 | 13試合 0勝2敗2S 11奪三振 防御率7.30 |
スコット・マレン | 2004 | 50試合 13勝18敗 167奪三振 防御率5.29 |
セドリック・バワーズ | 2004-2005 | 38試合 14勝9敗 186奪三振 防御率3.69 |
マーク・クルーン | 2005-2010 | 304試合 14勝18敗 417奪三振 防御率2.68 |
マイク・ホルツ | 2005 | 44試合 0勝1敗13H 22奪三振 防御率4.38 |
ジェイソン・ベバリン | 2006 | 49試合 17勝19敗 204奪三振 防御率5.08 |
ホセロ・ディアス | 2007 | 45試合 3勝4敗2S7H 61奪三振 防御率4.59 |
マットホワイト | 2007-2008 | 39試合 1勝3敗2S9H 38奪三振 防御率4.82 |
マイク・ウッド | 2008 | 26試合 3勝12敗 57奪三振 防御率4.69 |
トラビス・ヒューズ | 2008 | 21試合 1勝1敗1S2H 18奪三振 防御率4.91 |
ライアン・グリン | 2009 | 94試合 26勝44敗 400奪三振 防御率3.62 |
レス・ウォーランド | 2009 | 21試合 5勝10敗 85奪三振 防御率4.80 |
スティーブン・ランドルフ | 2009-2010 | 24試合 7勝11敗 142奪三振 防御率3.39 |
クリス・ブーチェック | 2010 | 15試合 1勝0敗1H 25奪三振 防御率4.62 |
チェン・グァンユウ | 2011-2014 | 117試合 10勝11敗10H 204奪三振 防御率3.60 |
ブランドン・マン | 2011-2012 | 42試合 3勝11敗4H 79奪三振 防御率4.22 |
クレイトン・ハミルトン | 2011-2012 | 27試合 1勝4敗1H 25奪三振 防御率7.25 |
ジオ・アルバラード | 2012 | 46試合 12勝21敗 227奪三振 防御率3.53 |
ホルヘ・ソーサ | 2013-2014 | 135試合 8勝8敗26S44H 118奪三振 防御率2.32 |
エディオン・バリオス | 2013-2019 | 63試合 5勝12敗 1S23H 111奪三振 防御率3.96 |
ギジェルモ・モスコーソ | 2014-2016 | 52試合 17勝22敗2H 215奪三振 防御率4.27 |
ヨスラン・エレラ | 2015-2016 | 52試合 5勝4敗22H 53奪三振 防御率2.96 |
ザック・ペトリック | 2016 | 15試合 3勝2敗 22奪三振 防御率5.51 |
マイク・ザガースキー | 2015-2016 | 51試合 3勝1敗9H 50奪三振 防御率4.15 |
スペンサー・パットン | 2017-2020 | 219試合 12勝9敗7S101H 243奪三振 防御率3.68 |
ジョー・ウィーランド | 2017-2018 | 37試合 14勝11敗 194奪三振 防御率3.80 |
エドウィン・エスコバー | 2017-2023 | 395試合 22勝23敗 383奪三振 防御率3.17 |
マイケル・ピープルズ | 2020-2022 | 31試合 5勝8敗 74奪三振 防御率4.91 |
ケビン・シャッケルフォード | 2021 | 32試合 1勝1S4H 34奪三振 防御率5.17 |
フェルナンド・ロメロ | 2021-2022 | 37試合 11勝11敗 98奪三振 防御率4.01 |
ロバート・ガゼルマン | 2022-2023 | 17試合 4勝6敗 55奪三振 防御率4.02 |
ブルックス・クリスキー | 2022-2023 | 32試合 1勝1敗 8S6H 39奪三振 防御率2.31 |
ジェイビー・ウェンデルケン | 2023-2024 | 89試合 3勝3敗 3S49H 78奪三振 防御率1.67 |
トレバー・バウアー | 2023 | 19試合 10勝4敗 130奪三振 防御率2.76 |
ローワン・ウィック | 2024-現在 | |
アンソニー・ケイ | 2024-現在 | |
ジョフレック・ディアス | 2024-現在 |
役割別最強助っ人6人
ここからは、横浜歴代外国人の役割別最強助っ人を1人ずつ見ていきましょう
打者_アベレージヒッター:ジム・パチョレック
1988年、古葉竹識が監督を務める横浜大洋ホエールズに28歳で入団
1988年と1990年に最多安打、1990年は首位打者も獲得して安打製造機として活躍しました
パチョレックはパッキーの愛称でファンに親しまれ、愛されていた選手でした
しかし1991年、打率は3割を超えていましたがホームランが少ないという理由で阪神に放出
1995年までは1軍に登録できる外国籍選手の数は、1球団あたり3人までと制限がありました
球団は1992年にラリー・シーツ選手を獲得することを決めていたため、やむを得ずパチョレック選手を放出したのです
移籍後の阪神でも、2年目に同じ外国人枠の問題で出場が少なくなり、最終的には怪我で退団となりました
打者_ホームランバッター:ジョン・シピン
大洋の本拠地が川崎球場だった1972年、大洋ホエールズに入団
長髪と厳つい髭から、当時流行していた番組「快傑ライオン丸」にちなんで「ライオン丸」の愛称で大洋ファンに親しまれていました
守備にも定評があり、1972年と1973年にベストナイン、二塁手でダイヤモンドグラブ賞(現在の三井ゴールデングラブ賞)を2年連続で受賞
1975年には自己最多の34本塁打を記録し、大洋在籍時は6年連続で年間本塁打25本前後をキープ、移籍後の巨人と合わせるとNPBでは通算218本塁打の成績を残しています
シピン選手は来日時、ヒッピーのような恰好と長髪、釣り竿1本を持って空港に現れたと言います
大洋ではわがままで派手な野生児のイメージだったようですが、成績はしっかりと残していたのはとてもかっこいいですね
2024年9月、横浜スタジアムにジョン・シピンさんが来日され、セレモニアルピッチが開催されました
今も横浜ファンに愛されている、外国人選手です
投手_先発:トレバー・バウアー
2023年、過去にMLBでサイ・ヤング賞を受賞している選手の入団に野球ファンはどよめきました
ファームでの調整登板を経て、5月に一軍初登板、7回1失点で来日初勝利を挙げました
6月は4試合に先発し4勝0敗、30回1/3を投げて防御率2.08、38奪三振の好成績を挙げ、6月と8月には月間MVPを受賞しています
バウアー選手は自分自身の投球を分析し、投球内容や疲労度を数値化する理論派のピッチャーでした
ファームの若手捕手が「準備段階や試合への臨み方がやっぱり他の選手とは違う」と話しています
1年だけの在籍でしたが、メジャーの中でも屈指の理論派ピッチャーがもたらしたものは、チーム全体にプラスの影響を与えたことでしょう
投手_中継ぎ:エドウィン・エスコバー
スペンサー・パットン選手と迷いましたが、より長く在籍し活躍したエスコバー選手を選びました
2017年に黒羽根捕手とのトレードで、北海道日本ハムファイターズから横浜DeNAベイスターズに入団したエスコバー選手
2018年から5年連続で50試合登板以上を果たし、ブルペンを支えました
防御率は2019年2.51、2020年2.33、2021年3.38、2022年2.42と安定
2021年6月の日本ハム戦では163km/hの球速が計測され、左投手によるNPBの公式戦では最高球速記録を樹立しました
性格が陽気でポジティブなエスコバー選手、決めセリフの「男は黙って投げるだけ」も有名になりましたよね
2023年に防御率4.55と調子を落とし自由契約となってしまいましたが、2024年11月、エスコバー選手はXで「NPBに戻りたい」と復帰を熱望する発信をしていました
今後実現することになれば、横浜ファンにとっても大きなニュースになりますね!
投手_抑え:マーク・クルーン
当時はセットアッパーとして起用されていましたが、佐々木主浩選手の離脱をきっかけに抑えを務めることになりました
実はクルーン選手は、マイナーリーグでプレーしている時から佐々木選手に憧れていました
佐々木選手の引退の際は「僕にとっては兄のような存在。与えられた仕事を全うしようとより強く思ったよ」と感謝の気持ちを述べています
クルーン選手といえば快速球です、2005年7月には161km/hをマークし、観客を驚かせました
ベイスターズの助っ人外国人選手は、バッターは70年代から活躍しチームの顔になった選手も多くいましたが、投手はクルーン選手が現れるまでほとんど活躍することはありませんでした
クルーン選手は、ベイスターズで最初に大成功を収めた外国人ピッチャーと言えるのではないでしょうか
レジェンド:ロバート・ローズ
ベイスターズを語る上では欠かせない史上最強の助っ人といえば、ロバート・ローズ選手
アメリカでは燻っていたローズ選手ですが、大洋ホエールズで才能を開花させました
チャンスに強く、1993年は打点王、1995年から退団する2000年まで8年連続で打率3割以上を記録、6度のベストナインなど、タイトルの数は数知れず
1999年には自身3度目のサイクル安打を記録し、この記録は現在も破られていません
8年間の在籍の中でも特に印象深いのは1999年
首位打者(打率.369)最多打点(153打点)最多安打(192安打)と圧巻の成績を残しました
日本に馴染むことはせず、日本食は苦手、取材も嫌いだったローズ選手ですが、日本や横浜に対する愛着は強く、2012年4月、試合前のセレモニーに登場します
「このような形で戻ってこられて嬉しい。ベイスターズをずっと応援しているので皆さんも一緒に応援してください」とコメントを残し、ハマスタは大歓声に包まれました
年俸交渉で退団となったと言われているローズ選手ですが、横浜ファンに愛された球史に残る助っ人外国人ではないでしょうか
まとめ
今回の記事では、横浜の歴代外国人選手紹介と役割別最強助っ人6人を紹介しました
懐かしい選手がいたのではないでしょうか
横浜の情報はこちらの記事もどうぞ
プロ野球をお得に観るためにこちらの記事もどうぞ
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 横浜は野手で活躍した外国人選手は多いが、投手はあまりいない
- 横浜で最初に成功を収めた外国人ピッチャーは2005年のマーク・クルーン
- 横浜外国人レジェンドのロバート・ローズ選手は1999年に自身3度目のサイクル安打を記録、この記録は現在も破られていない
今年の横浜の外国人選手にも期待ですね!!