
この記事で解決できる悩みや疑問
- 宮崎県でキャンプをしている球団を知りたい
- プロ野球の球団はなぜ宮崎県でキャンプをするのか知りたい
- 宮崎県がキャンプを受け入れる理由とは何なのか

毎年、プロ野球の春季・秋季キャンプは宮崎県で開催してますよね
プロ野球の12球団は、本拠地球場とは別にキャンプ地をもっています
キャンプに適した地域は数多くありますが、そのなかでも宮崎県をキャンプ地にしている球団が多いです
なぜプロ野球のキャンプは宮崎県で開催されるのでしょうか?
そこで、この記事では、宮崎県がプロ野球のキャンプ地に選ばれる理由について解説していきます
この記事の内容
- 宮崎県をキャンプ地にしているプロ球団とは
- 宮崎県がキャンプ地に選ばれる理由
- 宮崎県がキャンプを受け入れる理由
- 宮崎県のキャンプこれから
この記事を読むと、宮崎県がプロ野球のキャンプ地に最適な場所だと理解できるようになります
では、解説していきます
宮崎県でキャンプをしている球団
2024年時点、宮崎県でキャンプをしているプロ野球の球団は、7球団あります
宮崎県でキャンプをしている球団
セ・リーグの球団
- 読売ジャイアンツ(春季、秋季)
- 広島東洋カープ(春季、秋季)
- 東京ヤクルトスワローズ(春季)
パ・リーグの球団
- 福岡ソフトバンクホークス(春季)
- 埼玉西武ライオンズ(春季)
- オリックス・バファローズ(春季)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス(春季)
春季キャンプは毎年2月1日に開始し、2月下旬から3月初めまで行われます
秋季キャンプは主に若手選手を中心に、10月下旬から11月中旬まで行われます
秋季キャンプは各球団の本拠地球場や高知県でキャンプを行うことが多いので、宮崎県は主に春季キャンプに使われます
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プロ球団が宮崎県でキャンプをする理由
宮崎県はキャンプ地として長い歴史をもつ場所です
1960年に読売ジャイアンツが初めてキャンプ地を宮崎県に選びました
広島も1963年から60年近く宮崎県でキャンプを開催しています
半世紀以上も宮崎県がプロ野球のキャンプ地に選ばれている、3つの理由を紹介します
1.日照時間が長い
日本のなかでも九州地方や四国地方は、沖縄県に次いで年中温暖な気候で安定しています
とくに、宮崎県は温暖な気候に加えて「日本の日向(ひなた)」とも呼ばれる圧倒的な日照時間があります
引用:宮崎県観光協会
全国でも上位の日照時間を誇り、春季キャンプが開催される2月も日照時間は長いです
一年間のペナントレースを戦い抜くためのトレーニングをしたい選手たちにとって、宮崎県は運動しやすく怪我をしにくい最適な場所です
また、気温が各球団のシーズン開幕地の気温に近いこともキャンプ地に選ばれる理由にあげられます
春季キャンプが開催される宮崎県の2月の平均気温は8.7℃前後
これは、野球シーズンが開幕する3月下旬の東京や大阪の気温と同等です
東京に本拠地をもつ巨人や大阪に本拠地をもつオリックスにはピッタリの環境でしょう
温暖な気候で体を動かしやすい上に、シーズン開幕に近い環境で練習できるため、宮崎県はキャンプ地に選ばれています
2.効果的なボディケアができる
プロ野球選手にとってキャンプは、トレーニングのためだけではありません
キャンプ地では、過酷なトレーニングで疲弊した身体を癒すことも大切です
疲労回復は、怪我防止にもつながる重要なポイントです
宮崎県は筋肉痛や疲労回復の効能がある温泉が各地にあるため、疲れた身体を効果的にケアできます
また、宮崎県は宮崎牛やハマユウポーク、地鶏など地元名産の食材も豊富にあります
太平洋を流れる黒潮の影響で伊勢海老など海産物も多く、名水から醸造される地酒も揃っています
温泉や食事を通じて身体をケアできるため、体が資本のプロ野球選手にとってとても良い環境ですね
3.スポーツ団体受け入れ支援が充実している
宮崎県は「スポーツランドみやざき」として、スポーツ団体の受入環境の充実とスポーツを契機とした地域活性を目指しています
スポーツ施設や練習環境を整え、キャンプ期間中のサポートも積極的に行うなど県全体での支援を実施しています
キャンプ場にオリックスの本拠地・京セラドームのマウンドと同じ赤土マウンドを完備したことでも話題になりました
献身的なサポートはスポーツ界全体に順調に広がり、2024年時点でプロ野球で7球団、Jリーグで22チームが利用しています
スポーツに適した環境を気候だけでなく施設でも整えていることも、宮崎県がキャンプ地として選ばれている理由ですね
宮崎県がキャンプを受け入れる理由
スポーツ団体の受け入れに力を入れている宮崎県
プロ野球球団のキャンプ地に選ばれると、宮崎県にはどのような恩恵があるのでしょうか?
宮崎県の恩恵は「圧倒的な経済効果を見込める」ことがあげられます
2023年に日本代表が優勝したことで世界的に話題を呼んだWBC
WBCが始まる前の日本代表のキャンプ地として、は宮崎県が選ばれました
大谷翔平選手やダルビッシュ有選手、村上宗隆選手など国内外で活躍する選手を一目見ようと、日本中から多くのファンが集結
WBC宮崎キャンプに伴う日本全国からの観客動員数はおよそ18万人でした
PR効果は50億7300万円、飲食や宿泊など宮崎県にもたらされた経済効果は21億9600万円
「WBC特需」ともいえる経済効果で宮崎県は大成功をおさめました
WBCで日本中の関心が集まり、今まで以上に野球人気は加速し、シーズン開幕前の各球団キャンプの見学者が急増しました
2023年春季キャンプは、85万8800人(WBCキャンプ含む)であり、前年度から300%も増加
もともと、チームや選手のための食事や宿泊施設が、キャンプの見学者に利用され、全体としての経済効果は118億4300万円という驚異的な数字を残しました
宮崎県とプロ野球はお互いを支え合う良好な関係を構築できました
宮崎県のキャンプこれから
プロ野球のキャンプ地として確固たる地位を築いた宮崎県ですが、今後はキャンプ地に選ばれない可能性があります
その理由は「地球温暖化」です
地球温暖化にともない日本全国で気温が上昇し、冬季でも暖かい日が増加
宮崎県をはじめ九州地方や沖縄県に行かなくても、温暖な地域でキャンプが開催できるようになってきました
日照時間も全国では山梨県や兵庫県などの方が長いです
このまま地球温暖化が進むと、宮崎県からプロ野球キャンプがなくなり経済効果が見込めなくなってしまうかもしれません
まとめ
今回の記事は、宮崎県がプロ野球のキャンプ地に選ばれる理由について詳しく解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 宮崎県がキャンプ地に選ばれる理由は「日照時間が長い」「効果的なボディケアができる」「スポーツ団体受け入れ支援が充実している」の3つ
- 宮崎県がプロ野球球団のキャンプを受け入れる理由は、「圧倒的な経済効果を見込める」から
- 地球温暖化の影響で、今後は宮崎県がキャンプ地に選ばれない可能性がある
プロ野球のキャンプシーズンに、ぜひ宮崎県を訪れてみたいですね!
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