
この記事で解決できる悩みや疑問
- 広島カープの最近のドラフト結果を知りたい
- ドラフトで獲得した選手が活躍しているか知りたい

新井貴浩監督によって、新たなチームに生まれ変わっているのがカープです
2024年は最後失速し、4位に終わりましたが、前半戦はずっと1位をキープしていました
特徴的だったのは、生え抜き選手中心に、チームが構成されていたことです
そこで、この記事では、広島カープの歴代ドラフト結果とドラフトで獲得した選手の成績を紹介します
この記事の内容
- 広島カープの歴代ドラフト結果
- 歴代ドラフト1位の選手の現状
この記事を読むと、広島の歴代ドラフトの結果がわかります
では、解説していきます
広島カープの歴代ドラフト結果
早速、歴代ドラフトの結果を見ていきましょう
今回は、直近12年間(2012年〜2023年)を対象とします
また、育成選手は除いています
年度 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 高橋大樹 | 鈴木誠也 | 上本崇司 | 下水流昂 | 美間優槻 | ||
2013 | 大瀬良大地 | 九里亜蓮 | 田中広輔 | 西原圭大 | 中村祐太 | ||
2014 | 野間峻祥 | 薮田和樹 | 塹江敦哉 | 藤井晧哉 | 桑原樹 | 飯田哲矢 | 多田大輔 |
2015 | 岡田明丈 | 横山弘樹 | 高橋樹也 | 船越涼太 | 西川龍馬 | オスカル | 青木陸 |
2016 | 加藤拓也 | 高橋昂也 | 床田寛樹 | 坂倉将吾 | アドゥワ誠 | 長井良太 | |
2017 | 中村奨成 | 山口翔 | ケムナ誠 | 永井敦士 | 遠藤淳志 | 平岡敬人 | |
2018 | 小園海斗 | 島内颯太郎 | 林晃汰 | 中神拓都 | 田中法彦 | 正随優弥 | 羽月隆太郎 |
2019 | 森下暢仁 | 宇草孔基 | 鈴木寛人 | 韮沢雄也 | 石原貴規 | 玉村昇悟 | |
2020 | 栗林良吏 | 森浦大輔 | 大道温貴 | 小林樹斗 | 行木俊 | 矢野雅哉 | |
2021 | 黒原拓未 | 森翔平 | 中村健人 | 田村俊介 | 松本竜也 | 末包昇大 | 高木翔斗 |
2022 | 斉藤優汰 | 内田湘大 | 益田武尚 | 清水叶人 | 河野佳 | 長谷部銀次 | 久保修 |
2023 | 常広羽也斗 | 高太一 | 滝田一希 | 仲田侑仁 | 赤塚健利 |
どうでしょう、名前を見るだけでも、ちらほらと2023年に活躍した選手が目に入ります
打者
2023年、カープで打者で規定打席に到達した選手は2人います
選手名 | 成績 | ドラフト |
---|---|---|
西川龍馬 | .305 / 9本 / 56打点 / 7盗塁 | 2015年5位 |
坂倉将吾 | .266 / 12本 / 44打点 / 3盗塁 | 2016年4位 |
規定打席には到達しませんでしたが、ほぼ準レギュラー(100打席以上)の選手も見ていきましょう
選手名 | 成績 | ドラフト |
---|---|---|
野間峻祥 | .286 / 26打点 / 5盗塁 | 2014年1位 |
小園海斗 | .286 / 6本 / 31打点 / 8盗塁 | 2018年1位 |
上本崇司 | .259/ 1本 / 17打点 / 8盗塁 | 2012年3位 |
カープは、ドラフトで投手を上位指名する傾向がありますが、数少ない上位指名された野手は活躍しています
他球団から活躍した選手を獲得したのではなく、入団した選手を育てて、花が咲いたということがわかります
投手
次に、投手陣を見ていきましょう
まずは先発陣です。主に先発として活躍した選手は5人います
選手名 | 成績 | ドラフト |
---|---|---|
九里亜蓮 | 26先発 / 2.53 / 8勝8敗 | 2013年2位 |
床田寛樹 | 24先発 / 2.19 / 11勝7敗 | 2016年3位 |
大瀬良大地 | 23先発 / 3.61 / 6勝11敗 | 2013年1位 |
森下暢仁 | 20先発 / 3.01 / 9勝6敗 | 2019年1位 |
アンダーソン | 21先発 /2.20 / 4勝1敗 |
アンダーソン投手を除けば、見事にドラフトで獲得した選手が活躍しています
続いて、中継/抑えです。30試合以上登板した投手をピックアップしました
選手名 | 成績 | ドラフト |
---|---|---|
島内 颯太郎 | 62試合 / 2.31 / 2S | 2018年2位 |
矢崎 拓也 | 54試合 / 2.81 / 24S | 2016年1位 |
大道 温貴 | 48試合 / 2.72 / 10H | 2020年3位 |
栗林 良吏 | 55試合 / 2.92 / 18S | 2020年1位 |
ターリー | 44試合 / 1.74 / 22H | 2022年加入 |
中﨑 翔太 | 35試合 / 2.73 / 7H | 2010年6位 |
島内投手が最優秀中継ぎ投手賞を受賞しました
矢崎投手は、不調の栗林投手に代わってクローザーに抜擢され、キャリアハイとなる24Sを挙げています
改めて今年度活躍した選手に色をつけてみました
年度 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 高橋大樹 | 鈴木誠也 | 上本崇司 | 下水流昂 | 美間優槻 | ||
2013 | 大瀬良大地 | 九里亜蓮 | 田中広輔 | 西原圭大 | 中村祐太 | ||
2014 | 野間峻祥 | 薮田和樹 | 塹江敦哉 | 藤井晧哉 | 桑原樹 | 飯田哲矢 | 多田大輔 |
2015 | 岡田明丈 | 横山弘樹 | 高橋樹也 | 船越涼太 | 西川龍馬 | オスカル | 青木陸 |
2016 | 加藤拓也 | 高橋昂也 | 床田寛樹 | 坂倉将吾 | アドゥワ誠 | 長井良太 | |
2017 | 中村奨成 | 山口翔 | ケムナ誠 | 永井敦士 | 遠藤淳志 | 平岡敬人 | |
2018 | 小園海斗 | 島内颯太郎 | 林晃汰 | 中神拓都 | 田中法彦 | 正随優弥 | 羽月隆太郎 |
2019 | 森下暢仁 | 宇草孔基 | 鈴木寛人 | 韮沢雄也 | 石原貴規 | 玉村昇悟 | |
2020 | 栗林良吏 | 森浦大輔 | 大道温貴 | 小林樹斗 | 行木俊 | 矢野雅哉 | |
2021 | 黒原拓未 | 森翔平 | 中村健人 | 田村俊介 | 松本竜也 | 末包昇大 | 高木翔斗 |
2022 | 斉藤優汰 | 内田湘大 | 益田武尚 | 清水叶人 | 河野佳 | 長谷部銀次 | 久保修 |
2023 | 常広羽也斗 | 高太一 | 滝田一希 | 仲田侑仁 | 赤塚健利 |
満遍なく活躍していますが、やはりドラフト上位の選手の活躍が目立ちます
特に成功だったのは、下記の3年でしょうか
ドラフト成功した3年間
- 2013年:入団から10年経った今でも3人が一軍で活躍
- 2016年:苦労して成長してきた3人と今年大活躍のアドゥワ選手
- 2020年:昨年大活躍の2人に加え、今年度は森浦選手と矢野選手の活躍
2021年以降では、末包選手に要注目です
また、表には載っていませんが、育成で入団した大盛穂選手(2018ドラフト)、二俣翔一選手(2020ドラフト)も現在は一軍の戦力として大活躍しています
育成選手の活躍も見逃せなくなっています
歴代ドラフト1位の選手の現状
ここからは、この12年間のドラフト1位の選手のうち、3人の選手の現状を見ていこうと思います
1.2014年ドラフト1位_野間峻祥選手
50メートルを5秒7で走る俊足の持ち主です
背番号37は、当時の緒方孝市監督が入団時に背負った番号で、期待の大きさが表れていました
2023年は4年ぶりに100試合出場をクリアし、出塁率.351をマーク
2024年は節目の10年目、後半戦開始直後のヤクルト戦から10試合連続安打
打率と出塁率の2部門ではチームの中でも上位の数字をマークし、好調が続いています
逆方向へ流し打つスタイルが持ち味の野間選手
今年はプロ初の4番にも座り、多くの役割が求められています
調子を落とすことなく打線を引っ張っていく野間選手、これからの活躍に目が離せません
2.2015年ドラフト1位_岡田明丈選手
1年目から先発ローテンション入り、2016年のCSや日本シリーズで先発登板も果たした速球自慢の右腕です
3年目の交流戦までは順調だったものの、そこからは二軍でも調子を上げられず、2021年オフに右肘のトミージョン手術を受けました
その後、本格的な投球を再開して19登板するも結果を残せず、2023年に戦力外通告を受けます
2024年は育成から再スタートとなりましたが、7月30日には支配下登録をされています
ウエスタン・リーグで15試合に登板し、防御率0.00の好成績
しかし、支配下復帰後は一軍登板の無いままシーズンを終え、10月8日に球団より2年連続となる戦力外通告を受けました
3.2017年ドラフト1位_中村奨成選手
「超高校級捕手」として中日ドラゴンズとの競合の末、広島に入団した中村奨成選手
夏の甲子園では6本のホームランを放ち、清原和博さんの大会本塁打記録を32年ぶりに塗り替え、注目を集めました
1年目、二軍の水本監督からは「いくら騒がれても、体格や体力が一軍のレベルに達していない限り特別扱いはしない」という方針で二軍生活をスタート
一軍に定着することはなく、2024年は捕手から外野に登録となり、背番号も22→96へ変更
2024年も一軍と二軍を行ったり来たりが続いていましたが、2024年8月11日、今季3度目の一軍に昇格
試合数、打席数もまだ少ないですが、まだ彼本来の能力を発揮出来ていないように思います
今後の活躍が期待される選手です
まとめ
今回の記事では、広島カープの歴代ドラフト結果とドラフトで獲得した選手の成績を紹介しました
今までのドラフトの積み重ねの結果がでてきていることがわかりましたね
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最後にポイントをまとめます
ポイント
- ドラフト1~3位の選手が活躍している傾向
- 育成から這い上がり活躍している選手もいる
- 過去のドラフト1位の選手だとしても、未だ活躍できていない選手がいる
来年の広島の結果も楽しみですね!!