この記事で解決できる悩みや疑問
- 中日の歴代外国人一覧を知りたい
- 過去の中日の外国人選手はどれくらい活躍したのか知りたい
中日で活躍した外国人というと、誰を思い出しますか?
私はタイロン・ウッズ選手を思い出します
そこで、この記事では、中日の歴代外国人一覧と選抜最強助っ人6人を紹介します
この記事の内容
- 中日歴代外国人一覧
- 役割別最強助っ人6人
この記事を読むと、中日の歴代外国人で活躍した選手がわかります
では、解説していきます
中日歴代外国人一覧
中日の歴代外国人と成績一覧を紹介します
今回は1970年以降に活躍した外国人選手を一覧化しています
歴代野手
選手名 | 在籍年度 | 通算成績 |
---|---|---|
ジム・バビー | 1970 | 93試合 打率.188 52安打 9本塁打 31打点 6盗塁 |
ジョン・ミラー | 1970-1972 | 382試合 打率.245 344安打 79本塁打 222打点 13盗塁 |
バート・シャーリー | 1971-1972 | 246試合 打率.183 137安打 15本塁打 79打点 4盗塁 |
ジミー・ウィリアム | 1973-1974 | 213試合 打率.249 163安打 14本塁打 65打点 17盗塁 |
ボビー・テーラー | 1973 | 358試合 打率.259 328安打 30本塁打 113打点 11盗塁 |
ジーン・マーチン | 1974-1978 | 746試合 打率.272 698安打 189本塁打 498打点 6盗塁 |
ローン・ウッズ | 1975-1976 | 192試合 打率.263 160安打 19本塁打 68打点 23盗塁 |
ウィリー・デービス | 1977 | 199試合 打率.297 237安打 43本塁打 132打点 22盗塁 |
ウェイン・ギャレット | 1979-1980 | 192試合 打率.241 146安打 28本塁打 93打点 3盗塁 |
ボビー・ジョーンズ | 1979-1980 | 174試合 打率.284 155安打 20本塁打 75打点 5盗塁 |
チャーリー・スパイクス | 1981 | 26試合 打率.122 6安打 1本塁打 6打点 |
レイ・コージ | 1981 | 120試合 打率.251 86安打 15本塁打 41打点 2盗塁 |
ケン・モッカ | 1982-1985 | 473試合 打率.304 516安打 82本塁打 268打点 6盗塁 |
ゲーリー・レーシッチ | 1986-1988 | 317試合 打率.283 332安打 76本塁打 189打点 6盗塁 |
ジョージ・ヒンショー | 1989 | 53試合 打率.294 59安打 8本塁打 26打点 10盗塁 |
バンスロー | 1990 | 122試合 打率.313 143安打 29本塁打 78打点 2盗塁 |
ベニー・ディステファーノ | 1990 | 56試合 打率.215 39安打 5本塁打 14打点 1盗塁 |
マーク・ライアル | 1991-1992 | 124試合 打率.286 138安打 24本塁打 88打点 2盗塁 |
アロンゾ・パウエル | 1992-1997 | 710試合 打率.313 817安打 116本塁打 397打点 13盗塁 |
マット・ステアーズ | 1993 | 60試合 打率 .250 33安打 6本塁打 23打点 1盗塁 |
ディオン・ジェームズ | 1994 | 100試合 打率 .263 98安打 8本塁打 40打点 4盗塁 |
メル・ホール | 1995 | 298試合 打率.278 311安打 64本塁打 207打点 36盗塁 |
ダネル・コールズ | 1996 | 193試合 打率.283 211安打 36本塁打 107打点 |
ジミー・ウィリアム | 1997 | 213試合 打率.249 163安打 14本塁打 65打点 17盗塁 |
レオ・ゴメス | 1997-2000 2001-2002 | 660試合 打率.293 690安打 153本塁打 449打点 8盗塁 |
李鍾範 | 1998-2001 | 311試合 打率.261 286安打 27本塁打 99打点 53盗塁 |
オジー・ティモンズ | 2001 | 83試合 打率.228 62安打 12本塁打 45打点 1盗塁 |
オマール・リナレス | 2002-2004 | 132試合 打率.246 86安打 11本塁打 61打点 |
スコット・ブレット | 2002 | 49試合 打率.201 30安打 7本塁打 15打点 2盗塁 |
イバン・クルーズ | 2003 | 141試合 打率.228 106安打 25本塁打 68打点 1盗塁 |
アレックス・オチョア | 2003-2006 | 765試合 打率.289 847安打 97本塁打 416打点 17盗塁 |
タイロン・ウッズ | 2005-2008 | 824試合 打率 .289 851安打 240本塁打 616打点 11盗塁 |
李炳圭 | 2007-2009 | 265試合 打率.254 253安打 28本塁打 119打点 1盗塁 |
トマス・デラロサ | 2008-2009 | 125試合 打率.242 65安打 7本塁打 25打点 |
トニ・ブランコ | 2009-2012 | 750試合 打率.272 725安打 181本塁打 542打点 4盗塁 |
ディオニス・セサル | 2010 | 51試合 打率.215 40安打 1本塁打 10打点 2盗塁 |
ジョエル・グスマン | 2011 | 73試合 打率.181 43安打 7本塁打 15打点 |
ビクトル・ディアス | 2012-2013 | 21試合 打率.174 4安打 1打点 |
エクトル・ルナ | 2013-2015 | 413試合 打率.309 474安打 39本塁打 218打点 29盗塁 |
マット・クラーク | 2013 | 143試合 打率.234 102安打 27本塁打 74打点 |
アンダーソン・エルナンデス | 2014-2016 | 288試合 打率.263 266安打 21本塁打 116打点 8盗塁 |
アレクシス・ゴメス | 2014 | 12試合 打率.077 1安打 |
リカルド・ナニータ | 2015-2016 | 144試合 打率.293 139安打 8本塁打 50打点 1盗塁 |
ダヤン・ビシエド | 2016-2024 | 958試合 打率.287 1012安打 139本塁打 549打点 |
アレックス・ゲレーロ | 2017 | 313試合 打率.258 269安打 71本塁打 180打点 4盗塁 |
アリエル・マルティネス | 2020-2022 | 169試合 打率.273 118安打 12本塁打 44打点 1盗塁 2023年に日本ハムファイターズに移籍 |
スティーブン・モヤ | 2018-2019 | 117試合 打率.258 92安打 14本塁打 54打点 |
ソイロ・アルモンテ | 2018-2020 2023 | 271試合 打率.309 287安打 32本塁打 133打点 2盗塁 |
モイセ・シエラ | 2020 | 25試合 打率.225 18安打 1本塁打 7打点 1盗塁 |
マイク・ガーバー | 2021 | 12試合 打率.156 7安打 |
ペドロ・レビーラ | 2022 | 21試合 打率.203 13安打 1本塁打 3打点 |
オルランド・カリステ | 2023~現在 | 161試合 打率.252 135安打 12本塁打 49打点 |
クリスチャン・ロドリゲス | 2024~現在 | 23試合 打率.130 7安打 0本塁打 1打点 |
アレックス・ディカーソン | 2024 | 32試合 打率.205 18安打 3本塁打 5打点 |
歴代投手
続いて、歴代投手一覧です
選手名 | 在籍年度 | 通算成績 |
---|---|---|
フレッド・クハウルア | 1978 | 25試合 3勝4敗 52奪三振 防御率4.32 |
郭源治 | 1981-1996 | 496試合 106勝106敗116セーブ 1415奪三振 防御率3.22 |
陳 義信 | 1989-1990 | 21試合 3勝1敗 21奪三振 防御率5.90 |
スコット・アンダーソン | 1991-1992 | 54試合 18勝21敗 172奪三振 防御率4.00 |
ドウェイン・ヘンリー | 1994 | 31試合 3勝7敗 70奪三振 防御率3.48 |
宣 銅烈 | 1996-1999 | 162試合 10勝4敗98セーブ 228奪三振 防御率2.70 |
サムソン・リー | 1998-1999 | 47試合 7勝5敗3セーブ 98奪三振 防御率3.30 |
メルビン・バンチ | 2000-2002 | 69試合 31勝23敗 416奪三振 防御率3.19 |
エディ・ギャラード | 2000-2003 | 194試合 6勝9敗120セーブ 141奪三振 防御率2.90 |
マーチン・バルガス | 2002-2004 | 20試合 4勝9敗 78奪三振 防御率4.26 |
マーク・バルデス | 2003-2004 | 109試合 5勝7敗24セーブ 94奪三振 防御率3.15 |
チェン・ウェイン | 2004-2011 | 127試合 36勝30敗1セーブ14ホールド 520奪三振 防御率2.59 |
ドミンゴ・グスマン | 2004-2006 | 108試合 30勝37敗 451奪三振 防御率4.01 |
ルイス・マルティネス | 2005-2006 | 41試合 14勝13敗 163奪三振 防御率3.82 |
サンティアゴ・ラミレス | 2007 | 27試合 1勝0敗3ホールド 11奪三振 防御率5.47 |
フランクリン・グラセスキー | 2007 | 17試合 3勝0敗2ホールド 13奪三振 防御率2.35 |
ラファエル・クルス | 2007-2008 | 17試合 1勝3敗3ホールド 18奪三振 防御率2.66 |
マキシモ・ネルソン | 2008-2012 | 84試合 15勝21敗1セーブ2ホールド 250奪三振 防御率2.97 |
ネルソン・パヤノ | 2009・2014 | 57試合・2勝3敗9ホールド 65奪三振 防御率2.30 |
エンジェルベルト・ソト | 2011-2012 | 74試合 11勝6敗1セーブ12ホールド 139奪三振 防御率3.11 |
ホルヘ・ソーサ | 2012 | 135試合 8勝8敗26セーブ44ホールド 118奪三振 防御率2.32 |
ダニエル・カブレラ | 2013-2014 | 34試合 11勝12敗 157奪三振 防御率3.49 |
ワーナー・マドリガル | 2013 | 31試合 2勝0敗13ホールド 28奪三振 防御率3.23 |
ラウル・バルデス | 2015-2017 | 65試合 17勝24敗 279奪三振 防御率3.49 |
ドリュー・ネイラー | 2015-2016 | 17試合 5勝5敗 75奪三振 防御率4.15 |
ジョーダン・アルメンゴ | 2016-2017 | 40試合 12勝10敗 174奪三振 防御率3.50 |
ライデル・マルティネス | 2018~現在 | 303試合 14勝18敗166セーブ42ホールド 353奪三振 防御率1.71 |
オネルキ・ガルシア | 2018 | 48試合 19勝17敗 211奪三振 防御率3.64 |
ジョエリー・ロドリゲス | 2018-2019 | 90試合 3勝7敗2セーブ50ホールド 103奪三振 防御率1.85 |
エンリー・ロメロ | 2018 | 45試合 17勝19敗 202奪三振 防御率3.60 |
ジャリエル・ロドリゲス | 2020-2023 | 79試合 10勝10敗 39ホールド 188奪三振 防御率3.03 |
ルイス・ゴンサレス | 2020 | 28試合 4ホールド 27奪三振 防御率4.78 |
ウンベルト・メヒア | 2023~現在 | 23試合 6勝9敗 71奪三振 防御率3.90 |
マイケル・フェリス | 2023~2024 | 36試合 1勝1敗 10ホールド 26奪三振 防御率4.26 |
役割別最強助っ人6人
ここからは、中日歴代外国人の役割別最強助っ人を1人ずつ見ていきましょう
打者_アベレージヒッター:アロンゾ・パウエル
6年間の在籍で通算632試合出場、打率.318、107本塁打、369打点
4年連続セ・リーグのベストナイン、3年連続セ・リーグの首位打者を獲得
3年連続で首位打者を獲得した外国人選手は、NBP史上初めてでした
同時期にパ・リーグで活躍していたイチロー選手と、両リーグを代表する安打製造機として名を広く知られるようになりました
1994年のナゴヤ球場で行われた、今でも語り継がれる10.8決戦
中日は巨人に敗れてリーグ優勝を逃しましたが、パウエルは「日本での7年間で最も悔しい経験だったけど、あの試合に出場できたのは最も素晴らしい経験だった」と述べています
パウエル選手は間違いなく平成を代表するヒットメーカーでした
打者_ホームランバッター:タイロン・ウッズ
2003年から2年間ベイスターズに在籍、1年目に40本塁打、2年目に45本塁打の成績を残していましたが、その後、中日に移籍
移籍1年目の05年は38本塁打、103打点、打率.306、2006年は自己最多となる47本塁打、144打点で2冠を達成
横浜スタジアムよりも広いナゴヤドームに本拠地に移しても、ベイスターズ時代を超えるホームランを量産しました
NPB在籍中の6年間で毎年35本以上、合計240本の本塁打を放っています
4番打者として本塁打、打点、得点圏ともに圧倒的な数値を残し、2006年は中日の優勝にも大きく貢献しました
打者_守備のスペシャリスト:アレックス・オチョア
MLBでも優れた外野守備で知られていたオチョア選手
当初入団予定だったケビン・ミラー選手が入団を取りやめたことにより、代わりにオチョア選手が中日に入団しました
2年目の2004年には打率.300、16本塁打、73打点
4月にはサイクル安打を達成、守備でもゴールデングラブ賞に選出され、大きなインパクトを与えました
当時、鉄壁外野手トリオと称されていた「オチョア・福留・英智」
強肩の英智選手も「肩の強さで度肝を抜かれたのはアレックス選手が最初で最後」と語っています
特にライトでの守備ではその強肩を生かして、ランナーの進塁を阻止する場面が多く見られました
2007年と2008年は広島東洋カープでプレーし、打撃面では好成績を収めていましたが、年齢による肩の衰えもあり、この年を持って現役を引退しました
投手_先発:郭源治
1981年に中日ドラゴンズに入団
1980年代後半から1990年代にかけて、エースとして活躍しました
1982年から先発ローテーションに入り始め、1984年は13勝11敗、防御率 3.52と存在感を発揮、その年から4年連続で2桁勝利を挙げました
1987年からは抑えに転向
2年連続2年連続で最優秀救援投手、最優秀選手賞を受賞
その後も、自身の故障やチーム事情などが絡み役割を変えて活躍
1994年、NPB史上5人目となる100勝100セーブを達成しました
中日一筋16年、1988年の優勝胴上げ投手にもなった、中日のレジェンド助っ人です
投手_抑え:ライデル・マルティネス
2017年に育成選手として中日と契約、2018年に支配下契約を結びます
2020年から、クローザーとなると、2021年、49試合登板で23セーブ、防御率2.06
2022年は39セーブを挙げ、防御率0.97でセーブ王
2023年は32セーブを挙げて防御率0.39、2024年、60試合登板43セーブ、防御率1.09という圧倒的な数値を残しています
今や球界を代表する絶対的守護神となったライデル・マルティネス投手ですが、2025年からは巨人に移籍することが決まっています
ファンにとっては残念ですが、巨人での引き続きの活躍を期待しています
レジェンド:ダヤン・ビシエド
ゴメス選手、ジーン・マーチン選手など中日を支えてきた助っ人は数多くいますが、2024年を持って退団するビシエド選手をレジェンドに選びました
ビシエド選手は2016年に入団、新外国人選手としては史上初、開幕戦から3試合連続ホームランで衝撃のデビュー
2018年には首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、2年連続でベストナインに選ばれました
在籍した9年間の通算成績は、958試合出場、打率.287、139本塁打、549打点
2023年と2024年は二軍で過ごす時間が多くなりましたが、どこにいても野球に対する姿勢は変わらず、若手のお手本になってくれました
和の心を持ち、名古屋を愛してくれたビシエド選手
中日ファンからこんなにも愛された助っ人選手はいたでしょうか
残念ながら退団となってしまいましたが、来年も日本で良い出会いがあることを願うばかりです
まとめ
今回の記事では、中日の歴代外国人選手紹介と役割別最強助っ人6人を紹介しました
懐かしい選手がいたのではないでしょうか
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最後にポイントをまとめます
ポイント
- 3年連続首位打者を獲得した外国人選手は、アロンゾ・パウエル選手が初めて
- 圧倒的な守備力があったオチョア選手を含む、当時の中日外野人(オチョア・福留・英智)は、鉄壁外野手トリオと称されていた
- 最も長く活躍したのは郭源治選手。16年在籍し、NPB史上5人目の100勝100セーブを達成した
今年の中日の外国人選手にも期待ですね!!