この記事で解決できる悩みや疑問
- 石川雅規選手の経歴を知りたい
- 石川雅規選手の成績を知りたい
- 石川雅規選手はなぜ打てないのか
200勝までもうちょっとのヤクルト石川雅規選手
石川雅規選手の投げるボールは、なぜ強打者でも打てないのでしょうか
この記事では石川雅規選手について詳しく解説していきます
この記事の内容
- 石川雅規選手の通算成績
- 石川雅規選手の経歴
- 石川雅規選手はなぜ打てないのか
- 石川雅規選手が達成しそうな記録
この記事を読むと、石川雅規選手の通算成績、経歴、打たれない投球術の凄さまでわかります!
では、解説していきます
石川雅規選手の通算成績
石川選手の通算成績(2023年シーズンまで)です
石川投手の通算成績
- 533登板
- 185勝185敗
- 3100.1投球回
- 1768奪三振
- 防御率3.88
また、先発投手として数々のタイトルを獲得してきました
石川投手の主なタイトル
- 最優秀防御率 通算1回受賞
(2008年) - ゴールデングラブ賞 通算1回受賞
(2008年) - 最優秀バッテリー賞 通算1回受賞
(2015年 捕手:中村悠平) - 新人王
(2002年) - 新人から22年連続勝利
(2002年〜2023年) - 開幕投手 通算9回(2005年、2006年、2008年〜2012年、2017年、2020年)
プロ7年目の2008年には、最優秀防御率、ゴールデングラブ賞と全盛期を迎えます
現在も継続している一年目から22年連続勝利投手は、プロ野球史上最多タイに並ぶ大記録です
そんな石川選手はどのような経歴を経て、プロ野球選手になったのでしょうか
石川雅規選手の経歴
石川選手がプロ野球選手になるまでを紹介します
幼少期〜大学生
1980年1月22日に秋田県秋田市に誕生した石川選手
高校では名門公立校の秋田商業高校に入学し、エースとして活躍
高校3年生時に甲子園に出場すると、ソフトバンクホークスの和田毅選手擁する浜田高校と対戦し、完投勝利を収めています
高校卒業後は青山学院大学に進学
大学2年生時からエースに君臨し、大学選手権での優勝に貢献しました
大学通算成績は23勝8敗、防御率1.63、284奪三振、最優秀投手3回、ベストナイン3回など圧倒的な成績を残します
大学卒業後は巨人や近鉄などからも強く入団を勧められたが、古田敦也選手とバッテリーを組みたいと、ヤクルトに入団しました
プロ1年目〜全盛期
プロ1年目の春季キャンプから一軍に帯同し、新人ながら12勝をマークすると新人王を受賞
2006年には入団から5年連続二桁勝利を記録し、名実ともにヤクルトの先発投手陣の柱に成長しました
2008年、投手キャプテンに就任した石川選手は、4月時点で5勝、防御率1.18と驚異的な数字でシーズンをスタート
打線の援護が少なく、結果的にシーズン12勝にとどまりましたが、最優秀防御率のタイトルを獲得します
球団初の投手でのゴールデングラブ賞も獲得し、翌年2009年も好調を維持するとキャリアハイの成績を残しました
現在
その後、ヤクルトスワローズが圧倒的な差をつけてリーグ優勝をした2015年までは、順調な成績を残した石川選手
しかし、翌年2016年から徐々に成績が低迷します
2020年には登板数が全盛期の半分ほどの15試合前後まで減り、球速も最速140キロ代からMAX129キロまで落ちました
ただ、自慢の投球術はさらに円熟味を増し、ローテーションの一角を守り続けます
「球は遅くてもしっかりと投げどころとかタイミングで抑えられると思っている」と石川選手は語ります
積み重ねた勝利数は、通算200勝の偉業まであと15勝(2024年時点)に迫っています
石川雅規選手はなぜ打てないのか
現役投手として22年連続で通算勝利数を積み上げてきた石川選手は、数々の強打者を打ち取ってきました
身長167cm体重73kgと決して恵まれた体格ではなく、最高球速は129キロ(2024年時点)と速い球を投げるわけでもありません
そんな石川選手のボールはなぜ打たれないのでしょうか
石川雅規選手が打たれない理由は、精密なコントロールと緩急自在の変化球にあります
1.精密なコントロール
石川選手のボールが打たれない理由の第一は、精密なコントロールです
小さい体で、160キロを超える投手と争うために、石川選手は徹底的にコントロールを磨きました
精密なコントロールは22年間変わらず、投球数の15%以上を外角低めに投げ込みます
たとえピンチを迎えようと、丁寧にコーナーに投げ分けるピッチングで、打者を封じ込みマウンドを守ってきました
2.緩急自在の変化球
石川選手のボールが打たれない理由の第二は、緩急自在の変化球です
石川選手は7種類の変化球を投げ、打者に的を絞らせません
さらに、プレートの使い方と投球の間の使い方も工夫することで、巧みに打者を抑えていきます
ストレート待ちの打者には変化球、変化球待ちの打者にはストレートと相手の裏をかくピッチングはベテランそのものです
「いかにフルスイングをさせず、芯を外すか」と語る石川選手
石川選手にとってコントロールや変化球は、体の小さい投手がプロ野球で生き残っていくために必要な技術でした
名打者からの評価
投手の球速が160キロ以上とスピードボールが主流の中、石川選手の投球術は多くの打者が認めています
落合博満さん
選手として打撃3冠王を通算3度獲得し、監督として日本一も経験した落合博満さんは石川選手を高く評価しています
「バッターていうのはあの投球術にハマりやすい、真っ直ぐ主体の変化球って待ち方をしないといけない」と語ります
わかっていても打てない投球術は、まさしく石川選手の真骨頂でしょう
飯田哲也さん
ヤクルトスワローズで同僚だった飯田哲也さんは、石川選手の制球力の高さを評価しています
「まあ、いいやという投球がない。普通なら簡単にストライクを取りに行くところで、自分のコントロールを信じて攻められる」と語ります
コントロールに自信があるからこそ、ストライクをただ取りに行くボールがないんですね
石川雅規選手が達成しそうな記録
23年連続で活躍している石川選手には、今後達成が期待される記録があります
1.24年連続勝利記録
連続勝利記録は現在、23年連続で、工藤公康さんや山本昌さんなどと並び、歴代同率1位の記録です
これが24年連続勝利となると、単独で日本記録となります
間違いなく達成できると思われます
2.連続先発登板記録
先発で起用され続ける、連続先発登板記録の日本記録は311試合です
311試合は、南海や阪神でプレーした山内新一選手が達成した記録です
石川選手はセ・リーグ記録の295試合を達成しています(※その後、連続先発記録は306試合でストップしました)
3.投手による連続シーズン安打
石川選手は新人から22シーズン連続、投手として安打を記録しています
これはNPB歴代2位の記録です(1位は三浦大輔さんで24シーズン連続)
このまま活躍し続ければ、投手による連続シーズン安打も記録更新が期待できます
まとめ
今回の記事では、石川雅規選手について解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- プロ一年目から22年連続勝利投手は、プロ野球史上最多タイに並ぶ大記録
- 石川選手の凄さは、「精密なコントロール」と「緩急自在の変化球」
- 投手による連続シーズン安打の日本記録更新も期待できる
石川選手には、まだまだ活躍して、数々の記録を更新して欲しいですね
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