この記事で解決できる悩みや疑問
- NPB/MLBの歴代最高球速を知りたい
- 人は何キロまでのボールを理論上投げられるのか知りたい
全力で投げて、100kmでればいいhokutoです
速い球はそれだけで、人を魅了します
過去にもたくさんの豪速球投手がいました
この記事ではNPB/MLBの歴代最高球速と、人は理論上何キロまでのボールを投げられるのかを解説していきます!
この記事の内容
- 小学生〜プロの平均球速
- NPB歴代球速ランキング
- MLB歴代球速ランキング
- 人は何キロまでのボールを理論上投げられるのか
- 2022年NPB平均球速最遅ランキング
この記事を読むと、野球の球速について詳しくなります!
では、解説していきます
小学生~プロの平均球速
年齢によって球速はどのように変化していくのでしょうか
年代 | 平均球速 |
---|---|
小学生 | 70km〜90km |
中学生 | 100km~110km |
高校生(地方大会レベル) | 110km~125km |
高校生(予選上位レベル) | 125km~135km |
高校生(甲子園レベル) | 130km~145km |
プロ野球 | 145km |
自分が中学生レベルの球速だということがわかりました
プロ野球の平均球速が145kmとは、流石としか言いようがないですね
草野球に必要な球速についてはこちらの記事で紹介しています
-
【草野球歴20年】草野球に必要な球速は何キロ?草野球のいい投手の条件を紹介
続きを見る
NPB歴代球速ランキング
プロ野球選手の歴代球速ランキングをみてみましょう
ランキング | 選手名 | 球速 | 記録年 |
---|---|---|---|
1 | チアゴ・ビエイラ(巨人) | 166km | 2021年 |
2 | 大谷翔平(日本ハム) | 165km | 2016年 |
2 | ロベルト・コルニエル(広島) | 165km | 2021年 |
4 | 佐々木朗希(ロッテ) | 165km | 2023年 |
4 | 千賀滉大(ソフトバンク) | 164km | 2022年 |
そうそうたるメンバーが名前を連ねています
また、注目すべきは記録された年がほとんど最近であることです
最高球速は年々更新されているのです
2016年に大谷選手が165kmをだす前までは、2008年のクルーン選手の162kmが最速でした
その前は1993年の伊良部選手の158km、1980年だと小松選手の152kmが最速でした
このように、野球界では徐々に、最高球速は更新されています
MLB歴代球速ランキング
次はMLBです
ランキング | 選手名 | 球速 | 記録年 |
---|---|---|---|
1 | アロルディス・チャップマン | 170.3km | 2010年 |
2 | ベン・ジョイス | 169.8km | 2022年 |
3 | ジョーダン・ヒックス | 169.1km | 2018年 |
4 | マイケル・コペック | 169km | 2016年 |
4 | ルーク・リトル | 169km | 2020年 |
4 | ハンター・グリーン | 169km | 2021年 |
チャップマンだけが、人類史上170kmを超えたボールを投げた投手となっています
こちらがチャップマンの投球練習です
もう身体つきが人類最強という感じがしますよね
人は何キロまでのボールを理論上投げられるのか
より速い球を追い求め、最速記録を更新し続けている人間ですが、一体何キロのボールまで投げらるのでしょうか?
結論から伝えると、170km後半が限界なのではないかと言われています
その要因は肘の靭帯にかかる負担です
プロ野球投手の肘の靭帯には、平均で64Nm(ニュートン)の負担がかかっていると言われています
靭帯は34Nmの力で切れることが分かっていますので、投手は常に限界の2倍の負担を背負っていることになります
実際、強烈な負荷がかかることで靭帯や腱に亀裂が生じ、近年、手術をうけるピッチャーが急増している現実もあります
靭帯の負担を考えると、さすがに180kmを投げることはできないのではないかというのが専門家の意見です
2022年NPB平均急速最遅ランキング
最後に紹介するのは、NPBの遅い球ランキングです
野球の面白いのは、遅い球でも打者を抑えている投手がいることです
2022年のプロ野球、平均球速最遅ランキングです
ランキング | 選手名 | 平均球速 | 2022成績 |
---|---|---|---|
1 | 與座海人(西武) | 130.5km | 10勝7敗 2.88 |
2 | 石川雅規(ヤクルト) | 132.2km | 6勝4敗 4.50 |
3 | 辛島航(楽天) | 135.8km | 6勝4敗 3.40 |
4 | 佐藤奨真(ロッテ) | 137.9km | 2勝6敗 4.64 |
5 | 加藤貴之(日ハム) | 138.1km | 8勝7敗 2.01 |
平均球速が130kmでもプロ野球で10勝することができるんですよね
130km代の球速でも抑えられるのは、針の穴を通すようなコントロールと、タイミングを外したり、130kmを速く見せる投球術に優れているからです
5位の加藤貴之投手は2022年シーズンの通算与四球が11で、71年ぶりに記録を更新しました
速い球はそれだけで魅力的ですが、打者を抑えるためにはただ速ければいいというわけでないことがわかりますね
まとめ
今回の記事では、NPB/MLBの歴代最高球速と人は理論上何キロまでのボールを投げられるのかを解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- NPB歴代最速はチアゴ・ビエイラ選手の166km
- MLB歴代最速はアロルディス・チャップマン選手の170.3km
- 靭帯への負担を考えると、170km後半が人の限度ではないかと言われている
球速にも注目して、プロ野球をもっと応援したいですね!
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