当ページのリンクには広告が含まれています。

【人気なのは日本だけ?】野球人気が低迷しているのは本当?世界スポーツ人気ランキングの意外な順位

この記事で解決できる悩みや疑問

  • 野球人気が低迷しているのは本当なの?
  • 世界で野球の人気はどれくらいあるの?

野球人気が減ってきていると聞いたことはありませんか?

それでも、ニュースで毎日野球の結果は放映されますし、球場にも人はたくさんいます

本当に野球人気は低迷しているのでしょうか?

そこで、この記事では野球人気が低迷しているのは本当なのか?世界スポーツ人気ランキングの意外な順位を解説していきます!

この記事の内容

  • 野球人気が低迷しているかの検証
  • 世界スポーツ人気ランキング
  • 野球人口が減っている理由
  • 野球人気を増やすための方法

では、解説していきます

野球人気が低迷しているかの検証

野球人気が低迷しているというのは事実なのでしょうか?

いくつかの数値をみて検証したいと思います

1.日本のプロ野球の観客動員数

2011年以降、日本のプロ野球の観客動員数推移がこちらです

年度セ・リーグ入場者数パ・リーグ入場者数プロ野球合計
201111,792,3449,777,85221,570,196
201211,790,5369,579,69021,370,226
201312,202,0099,845,48222,047,491
201412,616,87310,242,47822,859,351
201513,510,90010,726,02024,236,920
201613,848,98811,132,52624,236,920
201714,024,01911,115,44425,139,463
201814,235,57311,315,14625,550,719
201914,867,07111,669,89126,536,962
20202,754,6262,068,9524,823,578
20214,533,2583,307,5157,840,773
202212,107,1638,964,01721,071,180

2020~2022年はコロナがあったため、変動的ですが、2011年から右肩上がりで観客動員数が増えていることがわかります

これだけ見ると、野球人気は低迷しているどころか、上昇しているように感じます

2.夏の甲子園入場者数

次に、夏の甲子園、高校野球の入場者数を見てみましょう

年度会期入場者数
201115日間848,000
201215日間809,000
201315日間854,000
201415日間853,000
201515日間862,000
201615日間837,000
201715日間827,000
201817日間1,015,000
201916日間841,000
2020中止中止
20214,533,258学校関係者のみ

こちらも、2020〜2021年はコロナのため、それまでの入場者数を見てみると、特に減少している様子はありません

野球人気の低迷はどこからきているのでしょうか

野球人気の低迷は「野球を観る人」ではなくて、「野球をやる人」の低迷のことを指しています

3.軟式野球部中学生生徒数

日本中学校体育連盟が発表している、競技別生徒数の推移を見てみましょう

こちらは、軟式野球の部活に所属している、男子生徒の人数です

年度軟式野球
2011280,917
2012261,527
2013243,664
2014221,150
2015202,470
2016185,314
2017174,343
2018166,800
2019164,173
2020158,555
2021149,485
2022137,384

見事です。毎年野球部に所属している中学生人口は減少し、直近では13万人程度になっています

しかし、これも少子化で子供の数が減っているのだから、当たり前じゃないかとも思えます

一方で、中学生部活人数は、2012年までは野球部が最多だったのが、2013年にはサッカー部が最多になっており、その後、差は開き続けています

少子化による影響ももちろんありますが、他のスポーツや娯楽に競技人口が取られているのも事実でしょう

4.小学生なりたい職業ランキング

小学生に目を向けると、この傾向はより顕著に見えます

小学生(男子)のなりたい職業ランキングの変化です

順位2004年2021年
1野球選手会社員
2サッカー選手YouTuber
3芸能人サッカー選手
4学校の先生ゲーム制作
5調理師・コック野球選手

1位が会社員なのは夢がないなと思いますが、注目すべきは2004年に1位だった、野球選手が2021年には5位になっていることです

YouTuberやゲーム制作などの職業が人気になっており、「野球をやる人」という人気は下降していることがわかります

世界スポーツ人気ランキング

では、世界では野球の人気はどうなのでしょう

スポーツ競技人口ランキングを見ていきましょう

ランキングスポーツ推定競技人口
1バレーボール5億人
2バスケットボール4億5,000万人
3卓球3億人
4クリケット3億人
5サッカー2億6,000万人
6テニス1億人
7ゴルフ6,000万人
8バトミントン5,000万人
9野球3,000万人
10ラグビー2,000万人

なんと1位はバレーボールです

それに引き換え、野球はなんと9位

日本では国民的なスポーツですが、世界ではマイナーなスポーツだということがわかります

ファンの数ではどうでしょう

こちらがスポーツのファン数ランキングです

ランキングスポーツ推定ファン人口
1サッカー35億人
2クリケット25億人
3バスケットボール22億人
4ホッケー20億人
5テニス10億人
6バレーボール9億人
7卓球8.5億人
8野球5億人
9アメリカンフットボール4億人
10ゴルフ4億人

ファンの数だと、サッカーが圧倒的なのですね

野球はファン数でも8位とそこまで上位ではありません

意外な結果となりました

野球人口が減っている理由

世界ではマイナースポーツであり、日本では競技人口が減ってきている野球

野球競技人口を増やす方法はあるのでしょうか?

まずは、野球人口が減っている理由を見ていきましょう

理由1:少子化

根底にあるのは、日本の少子化です

年度出生数
201794.6万人
201891.8万人
201986.5万人
202084.1万人
202181.2万人
202281.1万人

このように、年々、日本の子供の数は減ってきているのが、そのまま野球人口の低下にも影響しています

理由2:スポーツの多様化

少子化に伴い、子供の数は減っていますが、それでも競技人口が伸びているスポーツもあります

例えば、卓球やバドミントンなどは、毎年競技人口が増えています

昔は、スポーツといえば野球一択でしたが、今は様々なスポーツを選ぶことができるのが野球人口の低下に影響しています

理由3:野球中継の減少

最近、テレビで野球中継をやっているのを見ることが少なくなりましたよね

野球中継が視聴率を取れなくなってしまったので、野球中継をするテレビ局が減ってしまったのです

1980年代は平均20%近くあった資料率が、2010年代では8.4%まで低下しています

野球中継がなくなった結果、野球が身近ではなくなり、野球人口の低下に影響したのです

理由4:野球する場所の減少

これも大きな要因の1つです

空き地や路地などで、キャッチボールや野球をできる場所が、昔は多々ありました(ドラえもんの空き地のような)

街が発展していくにつれ、空き地や路地はなくなり、公園も球技禁止になり、気軽に野球ができる場所がなくなってしまいました

理由5:指導者不足

以前に比べて、野球を指導できる人が減ってしまったのも、野球人口低下の1つの理由です

野球は投げ方や打ち方を教わらないと、なかなかできるようになりません

野球をやりたいなと思っても、教わる人がいないので、できないというケースもありそうです

野球人気を増やすための方法

野球人気を増やすために、いくつかの取り組みが行われています

1.NPBの取り組み

NPB(一般社団法人日本野球機構)は、小学校の学習指導要領で必修化されている「ベースボール型」授業の教材作成を行なっています

野球やソフトボールを体育の教材にする「ベースボール型」授業は、2011年に必修となりました

NPBはルールを知らない先生のために、教員向けの「みんなが輝く優しいベースボール型授業」の本を作り、全国に配布したり、研修を実施しています

地道な活動ですが、小学校の授業で子供たちが野球に触れることで、競技人口が増えるきっかけになります

2.プロ野球球団の取り組み

プロ野球の各球団も、競技人口を増やす取り組みを行なっています

例えば、阪神タイガースは「タイガースアカデミー」という野球教室を運営しています

5歳から中学校2年生が対象で、現在1,000人の会員がいます

小さい頃から野球に触れる機会を作ることで、競技人口はもちろん、将来野球ファンになってもらう狙いです

3.日本高野連の取り組み

野球離れへの対策として、高野連(日本高等学校野球連盟)も動いています

2018年に「高校野球200年構想」を発表し、就学前児童や小中学生向けの「野球教室」を開き、高校球児が指導をしています

実際に近くの地元の高校生が野球を教えてくれることから、野球を取り組みやすく、競技人口の増加に一役を買っています

まとめ

今回の記事では、野球人気が低迷しているのは本当なのか?世界スポーツ人気ランキングの意外な順位を解説しました

最後にポイントをまとめます

ポイント

  • 野球人気の低迷は「野球を観る人」ではなくて、「野球をやる人」の低迷のことを指している
  • 野球は日本では国民的なスポーツですが、世界ではマイナーなスポーツ
  • 野球人気を増やすために、各種団体が地道な活動をしている

私も微力ながら、野球って楽しいんだという記事を書くことで、野球人気に貢献していきたいと思います!

野球カードを集めてみませんか?

2024プロ野球カード集めませんか?

久しぶりにプロ野球チップスを買ってみませんか?

2024最も価値の高いプロ野球カードを紹介しております。是非ご覧ください

  • この記事を書いた人

ほくと

小学生から野球を始め、野球歴30年、阪神タイガースファン歴も30年。大学時代は4年間バッティングセンター勤務。草野球チーム運営歴は20年になります。野球はやるのも観るのも大好き。野球を「やる人」も「観る人」も、今よりもっと野球を楽しめるようになる情報を発信していきます。野球グッツのレビュー依頼や質問は、お気軽にお問い合わせフォームまでどうぞ。詳しいプロフィールはこちら

error: Content is protected !!