この記事で解決できる悩みや疑問
- 最新の野球世界ランキングが知りたい
- どういう計算で野球世界ランキングが決まるのかを知りたい
2023年WBCは本当に盛り上がりましたよね
WBCの時、日本は「世界ランキング1位」と紹介されていました
野球の世界ランキングとは??と思った人は多かったのではないでしょうか
そこで、この記事では野球の世界ランキングの仕組みと現在の最新順位を解説していきます!
この記事の内容
- 野球世界ランキングとは
- 最新の世界野球ランキングTOP20
- なぜ日本の世界ランキングは1位なのか
- 世界ランキングに対する海外の反応
- 野球世界ランキング最下位の国
では、解説していきます
野球世界ランキングとは
野球世界ランキングとは、WBSC世界ランキングのことを言います
WBSCとは、World Baseball Softball Confederationの略で、世界野球ソフトボール連盟のことです
WBSCが主催するWBCなどの国際野球大会の成績をポイント化し、世界ランキングを発表しています
野球男子のランキングには84カ国が参加しており、過去4年間の国際大会の成績に基づき、ポイントが算出されます
各大会で獲得できる主要なポイントはこのようになっています
大会名 | 最大ポイント | 最小ポイント |
---|---|---|
WBSCプレミア12 | 1200 | 120 |
WBC | 1000 | 100 |
WBSC U-23ワールドカップ | 600 | 60 |
WBSC U-18ワールドカップ | 500 | 50 |
WBSC U-15ワールドカップ | 400 | 40 |
WBSC U-12ワールドカップ | 300 | 30 |
WBSC U-23ワールドカップ予選 | 120 | 12 |
WBSC U-18ワールドカップ予選 | 100 | 10 |
WBSC U-15ワールドカップ予選 | 80 | 8 |
WBSC U-12ワールドカップ予選 | 60 | 6 |
親善試合(12位以内に勝利) | 6 | |
親善試合(24位以内に勝利) | 4 | |
親善試合(25位以下に勝利) | 2 |
ここに記載したのはポイント加算の一部で、これ以外にも優勝ボーナスや、地域ごとのポイントなど、様々なポイントが計算され、順位が変動します
2023年のWBCで優勝した日本は1000ポイントが加算されたわけですね
最新の世界野球ランキングTOP20
では、最新(2024.1.04)の野球世界ランキングを見てみましょう
順位 | 国 | ポイント |
---|---|---|
1 | 日本 | 5323 |
2 | アメリカ | 4402 |
3 | メキシコ | 4130 |
4 | 台湾 | 4061 |
5 | 韓国 | 4049 |
6 | ベネズエラ | 3534 |
7 | キューバ | 3151 |
8 | オランダ | 3089 |
9 | オーストラリア | 2600 |
10 | ドミニカ共和国 | 2415 |
11 | プエルトリコ | 2230 |
12 | イタリア | 2017 |
13 | カナダ | 1970 |
14 | パナマ | 1936 |
15 | コロンビア | 1826 |
16 | チェコ | 1745 |
17 | ニカラグア | 1334 |
18 | イスラエル | 1134 |
19 | ドイツ | 1075 |
20 | イギリス | 882 |
日本がダントツのポイント数で1位になっています
2009年にランキングが制定されてから、長らくはキューバが首位を守っていましたが、2013年12月にアメリカが首位となりました
その後、2014年11月に日本が初の首位となるも、2018年2月に再びアメリカが首位に返り咲きました
その後、2019年WBSCプレミア12で日本が優勝したことで、首位に返り咲き、その後は今まで日本が首位を守っています
アメリカが2位、メキシコが3位というのも納得できますが、多数のメジャーリーガーを輩出しているドミニカ共和国やプエルトリコの順位が上位でないのは違和感ですよね
これには理由があります
なぜ日本の世界ランキングは1位なのか
日本が世界ランキングで1位になっているのには2つの理由があります
1.各世代の成績が良い
世界ランキングのポイントはWBCやプレミア12だけでなく、各世代の世界大会も加味されます
日本の最近の各世代の成績です
各世代の成績
- U-23ワールドカップ:優勝(2022年)
- U-18ワールドカップ:3位(2022年)
- U-15ワールドカップ:4位(2022年)
- U-12ワールドカップ:準優勝(2019年)
日本は、侍ジャパンだけでなく、各世代の代表も非常に好成績を残しています
一方、メジャーリーガーをたくさん輩出しているにも関わらず、順位の低い、ドミニカ共和国やプエルトリコは、アンダー世代の大会に重きを置いていません
あくまで、メジャーリーグで活躍することを最終目標としているため、アンダー世代の大会に主要な選手が出ないこともあるのです
2.メジャーリーガーが参加しない大会がある
2023WBCでは、メジャーリーガーがたくさん参加し、アメリカ代表が史上最強メンバーであることが話題になりました
詳細はこちらの記事をご覧ください
-
【史上最強】2023WBCアメリカ代表メンバーとスタメン、結果成績も紹介!
続きを見る
しかし、オリンピックやプレミア12などなどには、メジャーリーガーは参加しないことが多いです
日本は世界大会を重視する傾向にあるため、オリンピックやプレミア12もフルメンバーで戦います
その結果、日本の成績が相対的に良くなるという結果になっているのです
世界ランキングに対する海外の反応
米メディアの『The Athletic』が日本の実力について記事にしています
日本への評価は明確で、過去5大会のうち3回優勝という実績や、大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手といったMLB主力クラスを輩出している。また、30歳以下の若い選手たちを中心にチームが構成されているため、次回2026年のWBC大会でも上位にくるだろうと評価している
日本の世界ランク1位は今回のWBCの結果によって、かなり好意的に受け取られているようです
嬉しいですね
野球世界ランキング最下位の国
最後に、世界ランキング最下位となった国について紹介します
野球世界ランキング最下位の国は同率で、エストニアとラオスの2カ国です
エストニアはヨーロッパにある、人口132万人の小さい国です
人口130万人というと、青森県と同じくらいの規模の国です
人口が少ないだけでなく、バスケットやサッカーが盛んに行われており、野球はマイナースポーツなのが、ランキング最下位の理由でしょう
ラオスは東南アジアにある国で、人口は733万人もいます
しかし、国内ではサッカーが圧倒的に1番人気のスポーツとなっています
野球はプロリーグもないため、競技人口自体が少なく、それが、ランキング最下位の理由でしょう
まとめ
今回の記事では、野球の世界ランキングの仕組みと現在の最新順位を解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 野球世界ランキングとは、WBSC世界ランキングのことで、日本は2019年から1位をキープしている
- 日本が世界ランキング1位の理由は「各世代の成績が良いこと」「メジャーリーガーが参加しない大会があること」
- 野球世界ランキング最下位の国はエストニアとラオス
改めて、本当に日本代表はWBCよく勝てましたね
これからも、世界ランキング1位をキープしてほしいです!
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