この記事で解決できる悩みや疑問
- 野球の目の下の黒いのが何か知りたい
- アイブラックに本当に効果があるのかを知りたい
2023年WBCは本当に盛り上がりましたよね
突如として現れた、ラーズ・ヌートバー選手の活躍も凄かったです
花粉症で全然目が開かないのでヌートバー選手の画像集めて開くようにする。 pic.twitter.com/0DmGQoq3vY
— 港家小ゆき(浪曲師) (@rokyokukoyuki) March 12, 2023
ヌートバー選手は目の下に黒いものを塗っていましたね。あれは、なんでしょうか?
そこで、この記事では野球の目の下の黒いシール(アイブラック)の目的や効果を解説していきます!
この記事の内容
- 野球の目の下の黒いシールは何か
- アイブラックの効果
- 日本よりメジャーリーグで使われている理由
- アイブラックが買える場所
では、解説していきます
野球の目の下の黒いシールは何か
野球の目の下の黒いものは、「アイブラック」と言います
目的は眩しさを抑えることです
なぜ、目の下を塗るのかというと、太陽の光が目の下の頬の出っ張っている部分にあたり、反射して目に入るのを防ぐのを狙いとしています
目の下の黒い部分が、太陽の光を吸収してくれるため、まぶしさを軽減することができます
上を向いた時に、太陽の光が直接目に入ることは防げませんが、頬からの反射を軽減させる効果があるのです
アイブラックには大きく2つのタイプがあります
1つは黒色のグリース(液状の潤滑油)を塗りつけるもの、もう一つはシールタイプのものです
選手の好みによって、使い分けているようですね
日本選手はシールタイプを使っている人が多いようです
ヌートバー選手はグリースを使っているようで、試合後にはグリースが落ちている様子も見られます
🇯🇵ヌートバー、うっかり無双して日本野球の底力を見せつけてしまう https://t.co/q3HpUZdLOM pic.twitter.com/CWPEsrw7in
— 勝っても負けても虎命 (@paleaguesokuhou) August 16, 2023
アイブラックは野球だけでなく、アメリカンフットボールの選手もよく利用しており、起源は1942年にアメフトの選手が使用したのが始まりとされています
メジャーリーグでは、アイブラックの上に文字を記入したりと、オリジナリティを出す選手もでてきています
@yukakuramoti 倉持さんなんでアイブラック貼ってんの?メジャーリーガーなの?
— ̶m̶s̶™̶椿®̶t̶k̶ (@2457mm) June 1, 2014
アイブラック - wiki http://t.co/kJakvijPrg pic.twitter.com/IJe2H8tP2S
アイブラックの効果
アイブラックは長らく、意味がない、効果がないと言われてきました
また、選手自身も顔にペイントすることで気持ちを奮い立たせるために、やっていると言う人もいて、眩しさを防ぐ効果は検証されていませんでした
2003年にアメリカの眼科学専門誌が、医学博士2人の行ったアイブラックの効用性についての研究を掲載しました
研究では、「被験者をアイブラックグロースを塗ったもの」「アイブラックシールを貼ったもの」「ワセリンを塗ったもの」の3グループに分け、眩しさの調査を行いました
結果、アイブラックグロースがシールやワセリンに比べて、眩しさを改善する優位差があることがわかりました
日本よりメジャーリーグで使われている理由
日本ではメジャーリーグほど、アイブラックは使われていません
これには理由があります
1.日本人は顔の彫りが浅い
アイブラックは頬からの反射の太陽光を軽減する役割があります
しかし、頬の彫りが浅い日本人は、アイブラックをつけなくても、頬からの反射はあまり多くありません
そのため、アイブラックをつけている選手は少ないのです
2.ナイトゲームが多い
日本はメジャーリーグと比べて、ナイトゲームが圧倒的に多いです
一方、メジャーリーグは球場が住宅街にあるということもあり、比較的デイゲームが多いです
ナイトゲームだと太陽光の心配がそもそもないため、アイブラックをつける選手が少ないのです
3.屋内球場が多い
日本はメジャーリーグと比べて、屋内球場(ドーム球場)が多いです
12球団のうち、半分の6球団がドーム球場のため、太陽光を心配する必要がありません
一方、メジャーリーグは30球団のうち、ドーム球場は7球団に留まっており、屋外で試合を行うことのほうが多いです
日本では、ドーム球場の多さが、アイブラックが普及しない要因になっていたのです
アイブラックが買える場所
日本ではあまり普及していないアイブラックですが、購入はできるのでしょうか?
グロースタイプもシールタイプもamazonで購入することができます
こちらがグロースタイプ
こちらがシールタイプです
興味のある方は、一度、購入してみて使ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回の記事では、野球の目の下の黒いシール(アイブラック)の目的や効果を解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 野球の目の下の黒いものは、アイブラックと言い、太陽の光が目の下の頬の出っ張っている部分にあたり、反射して目に入るのを防ぐ狙いがある
- 研究でもアイブラックグロースは、眩しさを軽減する効果があると発表されている
- 日本では「日本人は彫りが浅い」「ナイトゲームが多い」「屋内球場が多い」が理由で、アイブラックは普及していない
細かい部分にも注目して野球を楽しみたいですね!
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