この記事で解決できる悩みや疑問
- クライマックスシリーズの仕組みやルールを知りたい
- 2023年のクライマックスシリーズはいつ?
- クライマックスシリーズの歴代結果
この記事ではクライマックスシリーズの仕組みや歴史について解説していきます
この記事の内容
- クライマックスシリーズの仕組み
- クライマックスシリーズ2023年の日程
- クライマックスシリーズ独自のルール
- クライマックスシリーズの歴代結果
- クライマックスシリーズはいらないのか
では、解説していきます
クライマックスシリーズの仕組み
クライマックスシリーズとは、レギュラーシーズン終了後に、上位3チームで、日本シリーズの出場権をかけて戦うトーナメント方式の試合のことです
クライマックスシリーズは、ファーストステージとファイナルステージの2段階に分けられます
シーズン2位と3位のチームの対戦をファーストステージ、ファーストステージ勝者とシーズン1位のチームとの対戦をファイナルステージと呼びます
ファーストステージは先に2勝したチームがファイナルステージに進みます
ファイナルステージは先に4勝したチームが日本シリーズへと進みます(ただし、シーズン1位のチームは最初から1勝が与えられます)
これがクライマックスシリーズの仕組みです
クライマックスシリーズ2023年の日程
セ・リーグもパ・リーグも同じ日程で行われます
日程 | 組み合わせ |
---|---|
10/14(土) | ファーストステージ第1戦(2位対3位) |
10/15(日) | ファーストステージ第2戦(2位対3位) |
10/16(月) | ファーストステージ第3戦(2位対3位) |
10/17(火) | 予備日 |
10/18(水) | ファイナルステージ第1戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/19(木) | ファイナルステージ第2戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/20(金) | ファイナルステージ第3戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/21(土) | ファイナルステージ第4戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/22(日) | ファイナルステージ第5戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/23(月) | ファイナルステージ第6戦(1位対ファーストステージ勝者) |
10/24(火) | 予備日 |
10/25(水) | 予備日 |
雨天中止を考慮して予備日が設けられています
※2024年は10/12からスタートする予定です
クライマックスシリーズ独自のルール
クライマックスシリーズには、レギュラーシーズンとは異なる特別なルールが設けられています
引き分け
ファーストステージもファイナルステージも、対戦成績が5分だった場合は、レギュラーシーズンの順位が上位のチームが勝ちになります
出場できる選手
クライマックスシリーズに出場できる選手は、8/31までに支配下選手登録されていることが条件となっています
予告先発
クライマックスシリーズでも、レギュラーシーズン同様に予告先発が行われますが、パ・リーグのみ予告先発の発表タイミングがレギュラーシーズンと異なります
予告先発のタイミング
- レギュラーシーズン(セ・パ両リーグ):試合前に翌日の先発投手を発表
- CSのセ・リーグ:試合前に翌日の先発投手を発表
- CSのパ・リーグ:試合終了後に翌日の先発投手を発表
クライマックスシリーズの歴代結果
クライマックスシリーズは2007年から始まりました
歴代の結果はこちらです
年度 | セ・リーグ優勝(レギュラー順位) | パ・リーグ優勝(レギュラー順位) |
---|---|---|
2007 | 中日(2位) | 日ハム(1位) |
2008 | 巨人(1位) | 西武(1位) |
2009 | 巨人(1位) | 日ハム(1位) |
2010 | 中日(1位) | ロッテ(3位) |
2011 | 中日(1位) | ソフトバンク(1位) |
2012 | 巨人(1位) | 日ハム(1位) |
2013 | 巨人(1位) | 楽天(1位) |
2014 | 阪神(2位) | ソフトバンク(1位) |
2015 | ヤクルト(1位) | ソフトバンク(1位) |
2016 | 広島(1位) | 日ハム(1位) |
2017 | DeNA(3位) | ソフトバンク(1位) |
2018 | 広島(1位) | ソフトバンク(2位) |
2019 | 巨人(1位) | ソフトバンク(2位) |
2020 | 開催中止(新型コロナウイルス) | ソフトバンク(1位) |
2021 | ヤクルト(1位) | オリックス(1位) |
2022 | ヤクルト(1位) | オリックス(1位) |
2023 | 阪神(1位) | オリックス(1位) |
大体、1位のチームが優勝していることがわかりますね
調べてみると80%の割合でレギュラーシーズン1位のチームが優勝することがわかります
レギュラーシーズンの順位 | CS優勝回数 | 優勝確率 |
---|---|---|
1位 | 25 | 80.6% |
2位 | 4 | 12.9% |
3位 | 2 | 6.4% |
2位や3位のチームでも、逆転の可能性があるのが面白いですよね
クライマックスシリーズはいらないのか
クライマックスシリーズは常に不要論が叫ばれています
「シーズン143試合を戦い優勝したにも関わらず、日本シリーズに進出できない可能性がある」ことが不要論の理由です
2017年のセ・リーグ3位だったDeNAが日本シリーズに進出したことがきっかけで、不要論がひときわ高まりました
この年、DeNAは首位広島に14.5ゲーム差をつけられて3位だったにも関わらず、短期決戦のCSを勝ち抜き、日本シリーズに進出したのです
一方、クライマックスシリーズが始まって、プラスの影響もあります
最もプラスの影響は「消化試合が減った」ということです
レギュラーシーズン、2位や3位のチームでも日本シリーズに進出する可能性があるため、レギュラーシーズンの試合が最後まで盛り上がるようになりました
野球界全体のことを考えると、クライマックスシリーズはあったほうがいいのかなと思います
プロ野球全体としては、クライマックスシリーズの仕組みを是正するために、プロ野球を16球団にする構想もあります
詳しくはこちらの記事で解説していますので、ご覧ください
-
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まとめ
今回の記事では、クライマックスシリーズの仕組みや歴史について解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- クライマックスシリーズはレギュラーシーズン1~3位のチームで、日本シリーズの出場権をかけて戦われる
- レギュラーシーズン1位のチームが優勝する確率が80%
- レギュラーシーズン1位のチームが短期決戦で負けて、出場できない可能性があるため、CS不要論がある
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