【バッテリーは夫婦？】野球のバッテリーの意味や由来、有名なバッテリーを紹介します！

野球観戦中に「このバッテリーは素晴らしい」などと聞くことがありますよね

この記事では野球のバッテリーとは何か？について紹介していきます！

バッテリーの語源と由来

バッテリーとは投手と捕手のペアを指す言葉です

投手はボールを投げ、捕手はボールを取るのが役割ですが、打者を抑えるために次、どのボールを投げるべきかお互いが考えます

投手と捕手の協力によって、打者を抑えることができるのです

バッテリーと聞くと、電池のバッテリーを想起しますよね

野球のバッテリーと電池のバッテリーは、どちらも語源はラテン語のbattuereから来ています

元々は打つ、攻撃するという意味で、転じて「何かを発するもの/大砲」などの意味があります

電池のバッテリーは、電気を発するものという意味でバッテリーと呼ばれています

野球では投手がボールを投げる様子が「何かを発するもの/大砲」に似ているため、バッテリーと呼ぶようになり、次第に捕手も含めて、投手と捕手のペアをバッテリーと呼ぶように変化していきました

バッテリーが夫婦に例えられる理由

バッテリーはよく夫婦に例えられます

キャッチャーを女房役と呼ぶように、ピッチャーが旦那、キャッチャーが妻に例えられることが多いです

投手が苦言を言えば、それを言わせないように苦心する、考える。
バッテリーは夫婦だからなぁ。
捕手は女房。
投手は亭主関白位でいい。
捕手のリードがど真ん中でも投手がお前が言うなら打たれない。
これぐらいの信頼関係のなせるリードが出来たら最高だった。
実際やってたけどw

— 虎っち (@tora19820506) April 22, 2023

これにはいくつかの理由があります

夫婦のように分かり合えている関係だから

夫婦は、特に言葉を交わさなくてもお互いの思っていることがわかるようになります

野球のピッチャーとキャッチャーもそのような、阿吽の呼吸が通じている関係が理想です

次、何のボールを投げるかはキャッチャーがサインをだし、ピッチャーが頷いてから投げますが、阿吽の呼吸が通じているバッテリーだと、お互いが次に何を投げるべきか、サインをださなくても通じ合っています

夫婦関係と同じく、運命共同体という関係です

バッテリーを夫婦に例えるのも納得できますね

キャッチャーがホーム（ベース）を守っているから

妻が家を守るのが、キャッチャーがホームを守ることに似ているため、呼ばれているという考えもあります

今の時代には合いませんね

ホーム（家）を守るキャッチャー（妻）と、マウンド（外）で働くピッチャー（夫）という関係を表しています

夫婦のようにコミュニケーションをするから

夫婦にとってコミュニケーションは欠かせません

野球においてバッテリー間のコミュニケーションとは、ボールのやり取りです

毎日、ピッチャーのボールを取っていると、今日は調子や気分などがボールからわかるようになります

もちろん、ピッチャーは調子や気分が悪い時もあります

その場合も、キャッチャーはピッチャーがいい方向にいけるように、ボールのコミュニケーションをしながら、うまく誘導していきます

このような様子が夫婦関係に似ているのでしょう

NPBで有名なバッテリー

NPBで有名なバッテリーを3組紹介します

江夏投手ー田淵捕手のバッテリー

阪神タイガースの伝説のバッテリーは江夏豊と田淵幸一です

このバッテリーはなんといっても、オールスターで9者連続三振をとった記録が圧倒的ですが、レギュラーシーズンで世界の王さんから最も多く三振を取った記録もあります

また、王さんの連続本塁打記録を破った女房役の田淵選手です

江夏はストレートとあまり曲がらないカーブの2種類しか、球種がなかったというのも逸話です

伝説のバッテリーです

高津投手ー古田捕手のバッテリー

ヤクルトの1990年代の黄金時代を築いた、バッテリーです

高津が入団2年目から、古田はキャッチャーとしてボールを受けていました

当初、高津は目立つ投手ではなかったのですが、高津の遅いシンカーを古田がうまく使うリードすることで、高津は名投手となりました

高津の結婚式では古田が仲人を務めたり、一緒にゴルフに行ったりとオフでもいい関係を築いていました

古田が引退をする試合、最後に高津がピッチャーを務めたシーンは、観ていて胸が熱くなるものがありました

工藤投手ー城島捕手のバッテリー

1999年ダイエーの初めての日本一を牽引したのが、工藤と城島のバッテリーです

城島がドラフト1位で指名されたあと、教育係に任命されたのが工藤でした

城島がだすサインに対して、打たれるとわかっていてもその通りに投げ、城島に身をもってリードを教えたとされています

キャッチャーがピッチャーをリードするのが通常ですが、このバッテリーはピッチャーがキャッチャーをリードしていました

その期待に応え、城島はみるみる成長し、メジャーで活躍するまでの選手になりました

最優秀バッテリー賞

プロ野球では1991年から、シーズン最強のバッテリーに贈られる「最優秀バッテリー賞」があります

スポーツ日本と電池工業会が共催で行っており、受賞者には賞金100万円と乾電池1年分が贈られます

直近3ヵ年の受賞者です

2023年はどのバッテリーが受賞するか楽しみですね

まとめ

今回の記事では、野球のバッテリーとは何か？NPBで有名なバッテリーを解説しました

バッテリーについて理解を深めたいなら、バッテリーを描いた野球漫画を読むのが1番です

こちらでお勧め5選を紹介していますので、ご覧ください

最後にポイントをまとめます

バッテリーにも注目して、もっと野球を楽しみましょう！