この記事で解決できる悩みや疑問
- 野球のトレーニングバット、種類がたくさんあってどれがいいかわからない
- トレーニング目的別に効果的なバットが知りたい
バッティングは奥が深いですよね
練習してもまた課題がでてきて、その課題を潰しても新たな課題がでてきます
そこで、この記事では野球のトレーニングバットについて紹介していきます!
この記事の内容
- トレーニングバットの役割
- トレーニングバットの選び方
- トレーニングバットお勧め5選
この記事を読むと、どのトレーニングバットを買えばいいかがわかります!
では、解説していきます
トレーニングバットの役割
バッティングは「正しいフォームで」「力強く」「芯に当てる」と、遠くにボールを飛ばすことができます
反対に、フォームが正しくなく、力が伝わらず、芯からずれていると、いい結果はだせません
この3つのポイントを全て意識しながら、バッティング練習ができれば良いのですが、なかなか難しいのが現実です
そこで役に立つのがトレーニングバットです
3つのポイントを1つずつ意識して練習できるので、効果的にバッティング力向上が見込めます
トレーニング用バットの選び方
トレーニングバットを選ぶ際には、自分が何を克服したいのかを考えて選びましょう
克服したいこと
- スイング軌道を正しくしたい
インサイドアウトのスイングを身につけたい/手首の正しい動きを身につけたい - バットを力強く振る筋力をつけたい
バットに振り回されて、身体がフラフラしてしまう - ミート力をあげたい
根元や先っぽにボールが当たってしまう
スイング軌道をなおしたい方は「シークエンスバット」や「バレルバット」など、スイング軌道を修正できる特殊なトレーニングバットを使いましょう
バットを力強く振る筋力をつけたい方は、重さのある「マスコットバット」を使いましょう
ミート力をあげたい方は、芯に当たったかがわかる「竹バット」を使いましょう
トレーニング用バットを調べると、長尺バットというのもでてきます。通常よりも長いバットのことです
長尺バットは、通常のバットよりもゆっくり振れるため、下半身と上半身の連動やフォロースルー、手首の使い方など、バッティングのあらゆる動作を確認しながら振ることができます
しかし、克服したいことに特化したバットではないため、初心者にはお勧めできません
ある程度、自分のフォームが固まった方が、改めてフォームの確認/固めるために利用すると良いでしょう
トレーニングバットお勧め5選
克服したいことに合わせて、トレーニングバットを5つ紹介していきます
1.シークエンスバット
まず、最初にお勧めするのは、スイング軌道の修正ができるバットです
スイング軌道を修正するバットも種類がありますが、シークエンスバットはスイング中の手首の動きを修正することができます
バッティングで「手首をこねる」「手首を返す」という言葉を聞いたことありませんか?
左バッターの場合、インパクト時に左手のひらは上を向くのが良い形です。これが左手のひらが下を向いてしまうことを「手首をこねる/返す」と言います
「手首をこねる/返す」状態になってしまうとファーストゴロやセカンドゴロが増えてしまいます
そこで、インパクトまでは手首を返さず、インパクト後に手首を返す必要があるのですが、なかなか直すことができません
シークエンスバットは右手と左手でそれぞれ異なるグリップを握って振ることで、インパクト時に自分の手首が返っているかを確認しながら練習ができます
トスやティーバッティングで、実際に打ちながら、手首の使い方の感覚をつかめます
このバットは使い方イメージが湧きにくいと思いますので、こちらの動画も参考にしてください(2分〜6分に使い方説明があります)
「手首がこねている/返っている」と指導を受けたことのある方は、是非、検討ください
2.バレルバット
次に紹介するのはバレルバットです
バレルバットとは、グリップと芯の間に重心があるバットのことです
このバットもスイング軌道の修正を目的としたバットです
具体的にはインサイドアウト(グリップが先に出て、その後ヘッドを走らせるスイング軌道)のスイングを身につけることを目的としています
インサイドアウトは頭ではわかっても、なかなか身につけることができません
バレルバットは重心がグリップに近いため、ヘッド(バットの先)がなかなか体から離れず、自然とインサイドアウトのスイングになるのです
バレルバットについては、こちらでより細かく紹介をしていますので、参考にしてください
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【鈴木誠也選手愛用】インサイドアウトが身につくトレーニング用バット。バレルバットの効果や種類を紹介
続きを見る
インサイドアウトのスイング軌道を身につけたいという方は、是非検討ください
3.インサイドアウトバット
もう一つ、インサイドアウトのスイング軌道を身につけられるバットの紹介です
その名も、インサイドアウトバットです
このバットの特徴は、バットの真ん中部分がしなるように作られていることです
真ん中がしなることで、ヘッド(バットの先)が遠回りするスイングを改善し、インサイドアウトのスイングが身につきます
実際にボールを打つこともできるため、インサイドアウトで打った時の「ヘッドが走る」という感覚を身につけることができます
バレルバットとインサイドアウトバットは目的が一緒です(インサイドアウトのスイング軌道を身につける)
私は両方使ったことがあるのですが、インサイドアウトバットのほうが難しいと感じました
バレルバットは振ると自然とインサイドアウトになりますが、インサイドアウトバットはどんな振りでも振ることができます
初心者にはバレルバット、ある程度、経験者で振りを確かめたい方にはインサイドアウトバットが良いでしょう
4.マスコットバット
スイングに必要な筋力を鍛えたい場合には、マスコットバットを選びましょう
マスコットバットは、通常使用のバットより重いものを選ぶことで、負荷が大きい状態でもブレずに振る力をつけることができます
自分が試合で使っているものより、10~30%重いバットを選ぶと良いでしょう
重いバットで振ると、思った以上にフォームがまとまらず苦労しますが、続けて素振りを続けることでフォームが固まっていきます
私もマスコットバットは10年以上愛用しているものがあります
これは1,100gですが、成人男性であれば、この重さに慣れておくと、試合でバットが軽く感じます
かなりボロボロですが、素振りをする分には問題なく使えています
私が今、マスコットバットを買うなら、同じ重さのこれを買うと思います
5.竹バット
最後に紹介するのは、ミート力をあげる(バットの芯にボールを当てる)ためのトレーニングバットです
ミート力をあげるには竹製のバットで練習するのがお勧めです
竹バットはバットの芯が非常に小さくできています(金属バットと比較すると3分の1程度)
そのため、金属バットよりも芯に当てるのが非常に難しいです
また、芯に当たらないと、手が痺れるので、練習しながら芯にあたったかどうかを確かめることができます
竹バットで正確に芯に当てる練習をしておけば、試合で金属バットで打つとき、芯に当たる確率が上がるでしょう
また、耐久性が優れているのも特徴です。木製バットは簡単に折れてしまいますが、竹バットはなかなか折れないため、練習に適しています
竹バットはさまざまなメーカーから発売されていますが、グリップが金属バットと同じ細身のこちらがお勧めです(なぜか竹バットはグリップが太いものが多い)
重さや長さは自由に選べますので、普段試合で使っているものと似たものを選ぶのが良いでしょう
まとめ
今回の記事では、野球トレーニングバットお勧め5選を解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 野球トレーニングバットは「自分が何を克服したいか」を考えて選ぶ
- 「スイング軌道の修正」「力強く振る筋力をつける」「ミート力を上げる」の目的によって、使うバットが変わる
- 私のお勧めはインサイドアウトの軌道が身につく、バレルバット!
バッティングの弱点をトレーニングバットで潰して、ガンガン打ちましょう!
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