この記事で解決できる悩みや疑問
- プロ野球の乱闘はなぜ起こるの?
- 近年、乱闘が減っている理由を知りたい
プロ野球で、昔ほど乱闘を見ることがなくなりましたよね
乱闘が減ったのには、理由があります
そこで、この記事ではプロ野球の乱闘が減った理由を解説していきます!
この記事の内容
- プロ野球乱闘はなぜ起こるのか
- 乱闘が減った理由
- プロ野球乱闘ベスト3
- 最後の乱闘
この記事を読むと、プロ野球の乱闘について詳しくなれます!
では、解説していきます
プロ野球乱闘はなぜ起こるのか
珍プレー好プレーの番組で度々取り上げられてきた、乱闘。起こる原因は様々です
「何らか」の原因で激昂した選手が、相手に殴りかかり、両軍ベンチから人が出てきて、乱闘になります
原因で多いのは、下記2つでしょう
- 投手が危険な球を打者に投げる
- 審判の判定に対して納得できない
「大差で勝っている時に盗塁をしてはいけない」などの、暗黙ルールを破ると、乱闘が起こる
という説もありますが、ほとんど見たことがありません
大体の理由が、投手からの危険球と審判の判定への不服です
乱闘が減った理由
1950年代から1990年代は、殴り合いの乱闘がよくありましたが、2000年代以降になり、乱闘は少なくなりました
理由は、2つあると言われています
- リクエスト制度
- 警告試合や危険球即退場
リクエスト制度が始まったことにより、審判の判定への不満から、乱闘に発展することが少なくなりました
判定に不服があっても、文句を言う前にリクエストを要求できるので、乱闘になりません
もう一つが、警告試合や危険球即退場です
これらによって、報復行為がなくなったとされています
特に、投手が打者に対して、体付近にボールを投げる、報復行為がなくなりました
報復行為をすると、即退場になり、最悪の場合しばらく試合に出られなかったり、罰金を支払う必要があるためです
プロ野球乱闘ベスト3
近年は減ってきた、乱闘ですが、過去にはかなり大きな乱闘がありました
3つの有名な乱闘を、見ていきましょう
No.3 1986年デービス事件
1986年の西武対近鉄戦です
西武の先発東尾は、5回、デービスに対して、シュートを投げます
その球がデービスの右肘に当たってしまい、激昂したデービスはマウンドに突進
東尾に4発のパンチとキックを与えます
東尾は顔面殴打、右足首捻挫、右膝内側裂傷の重傷
デービスは後日「東尾はコントロールがいいので故意だと思った」と語っています
結果、デービスは、10万円の罰金と10日間の出場停止処分となりました
No.2 1988年ガルベス事件
1998年の阪神巨人戦です
巨人の先発、ガルベスは元々、気の荒いタイプ
この日は微妙な判定も重なり、終始、苛立っていました
6回に際どい内角球がボールの判定、その後、ホームランを打たれ、交代を告げられたガルベス
球審に対して怒りが収まらず、ベンチに全く戻ろうとしませんでした
長嶋監督に引っ張られ、ようやく大人しくなりましたが、ベンチ前でなんと、手に持っていたボールを球審に向かって投げつけたのです
ガルベスは、残りのシーズンの無期限出場停止と4000万円の罰金となりました
No.1 1968年バッキー事件
1968年の阪神巨人戦です
この年、優勝争いをしていた阪神と巨人
4回、先発バッキーは、1回に死球を当てられている王と対戦します
1球目が頭近く、2球目が膝下近くのボールになります
王はマウンドに向かい、バッキーと言葉を交わしますが、そのまま打席に戻ります
しかし、ベンチから荒川コーチが走りだし、バッキーに蹴りを入れます
バッキーもカウンターパンチで応戦し、両軍入り乱れての乱闘となりました
また、この乱闘はこれだけでは終わりません
バッキーと荒川コーチが退場後、マウンドに上がった権藤は、王の頭部にデットボールをあてます
王はタンカで運ばれますが、再び両軍入り乱れた乱闘に
ファンもグランドに降りてきて、騒然とした雰囲気となりました
しかし、その後、打席に入った長嶋がなんとホームラン。ファンの記憶に残る一試合となりました
最後の乱闘
プロ野球で小競り合いは今でも起こりますが、乱闘というと、2008年9月24日の西武対ロッテが最後の乱闘になるでしょう
4回までにデットボールが3つもあり、西武の投手がロッテのベニー・アグバヤニにさらにデットボールを与えます
憤慨したアグバヤニを止めに入った、西武の細川捕手はアグバヤニに首投げされ、左肩を亜脱臼してしまいました
まとめ
今回の記事では、プロ野球の乱闘はなぜ減ったを解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 「何らか」の原因で激昂した選手が、相手に殴りかかり両軍ベンチから人が出てきて、乱闘になる
- 「何らか」の原因で多いのは「投手が危険な球を投げる」「審判の判定に納得できない」の2つ
- 近年は、リクエスト制度や警告試合/危険球即退場で、乱闘が減ってきている
これからも、プロの真剣勝負、楽しみですね!
野球カードを集めてみませんか?
プロ野球をお得に観るためにこちらの記事もどうぞ