この記事で解決できる悩みや疑問
- 世田谷西シニアってどういうチーム?
- 世田谷西シニアからプロ野球選手になった人はいるの?
皆さん、世田谷西シニアという野球チームを知っていますか?
まずは、こちらをご覧ください
首相官邸に呼ばれる中学野球日本一のチーム、それが「世田谷西シニア」です
今回の記事では、そんな世田谷西シニアについて解説していきます!
この記事の内容
- 世田谷西シニアとは
- 世田谷西シニアの選手の進路
- 世田谷西シニア出身プロ野球選手
- 世田谷西シニアの月謝
では、解説していきます
世田谷西シニアとは
世田谷西シニアとは、将来のプロ野球選手を育てるために1995年に設立された、中学公式野球チームです
概要
東尾修さん(元西武ライオンズ監督)がシニアチームを立ち上げる際に、元プロ野球選手の蓬萊昭彦さんに声をかけ、総監督になりました
あくまでも高校野球が主役と考え、中学生の精神や野球技術を身につける指導を行っています
これまでに春19回、夏21回全国大会に進み、8度の日本一に輝いています
2023年には日本選手権・ジャイアンツカップの2冠を達成し、事実上中学野球チームの日本一になりました(それによって、首相官邸に呼ばれたわけです)
そんな強豪ですが、なんと誰でも希望すれば入団することができます
中学の強豪チームはセレクションを行っていることが多いのですが、世田谷西シニアは体験練習に参加し、本人の希望があれば入団できます
もちろん、これだけの強豪なので、本気で野球をやりたい、プロ野球選手になりたい子が集まってきます
それでも、門戸を広く開いているのはすごいですよね
体験練習については世田谷西シニアのHPをご覧ください
指導者
現在(2024年)のスタッフ体制は以下です
スタッフ体制
- 蓬萊昭彦(総監督):元プロ野球選手/元横浜DeNAコーチ
- 吉田昌弘(監督):日本代表侍ジャパンU-15代表コーチ
- 戸高誠(コーチ):早稲田大学
- 山辺恭一(コーチ):日体大荏原高校
- 小西祐(コーチ):天理高校
- 飯島一貴(コーチ):横浜DeNA打撃投手
強豪校出身やプロを経験したスタッフが、指導をしてくれます
世田谷シニアの代名詞はバッティングですが、総監督、蓬萊昭彦さんの打法は「ホーライ打法」とも言われています
また、吉田昌弘監督が世田谷西での指導について語っている動画もこちらにあります
元プロ野球選手や日本代表コーチに野球を教えてもらえるなんて、それだけで通う価値がありそうですね
活動日と活動場所
活動日は水曜日と土日が中心です
水曜日はグラウンドで全体練習、土日は練習か関東近県のチームと練習試合か大会です
世田谷西シニアは専用グラウンドをもっていません
多摩川河川敷のグラウンドや駒沢公園のグラウンドを借りて練習をしています
また、希望者のみで火・木には神宮室内練習場で打ち込みの練習を行うこともあるようです
3学年で200名弱の部員がいるため、週末の練習試合は1日3試合実施します
レギュラー組は1,3試合目に出て、レギュラー組が昼食を食べている間に、補欠組が2試合目を行います
誰でも入団することはできますが、決して初心者に優しいわけではなく、完全実力主義でレギュラーが決まります
ただ、仲間を大切にするということも徹底されており、野球の上手い下手関係なく、仲間外れのようなものもありませんし、指導者も全部員に声をかけてくれます
すごく、いいチームですよね
世田谷西シニアの選手の進路
世田谷西シニアにいた選手はどんな進路を歩むのでしょうか
世田谷西シニアのHPに卒業後の進路が書いてあります
2022年卒の選手の進路
【東京】・関東一・立正大立正・小山台・学習院・立教池袋・日大豊山・多摩大目黒・佼成学園・国学院久我山・日大鶴ケ丘・駒場学園・学芸大・東海大菅生・早稲田実・八王子
【関東】・県菅・県大師・桐光学園・慶応・向上・東海大相模・日体大柏・中央学院・昌平・立教新座・浦和学院・水戸葵陵・つくば秀英・常磐・国学院栃木・健大高崎・東農大二
【他エリア】・駒大苫小牧・青森山田・八戸学院光星・明桜・智弁和歌山・広陵・IMG ACADEMY
強豪校が並んでいますね、ただ、強豪ではない高校もありバラエティ豊かです
世田谷西のようなチームでさえ、強豪校に野球推薦でいける選手はわずかです
世田谷西シニアの進路指導は、全ての選手を甲子園常連校に入れ込むのではなく、その子に合った高校を勧める方針です
甲子園常連校でなくても、自分が出場機会がある高校にいくのも、野球の楽しみ方です
世田谷西シニアでTOPの野球に触れたからこそ、自分に合う高校が選べるとも言えます
世田谷西シニア出身プロ野球選手
運よく強豪の高校に入れた選手は、その後、プロ野球選手を目指します
2023年にプロ野球に在籍している選手で、世田谷西シニア出身の選手は4名います
1.渡部 遼人選手
渡部選手は、2021年にオリックスからドラフト4位指名されました
世田谷西でプレーした後、桐光学園高等学校に入学、その後慶應義塾大学に入学し、4年生の時には打率.563で首位打者を獲得しています
プロ野球では、2022年に16試合出場し、初安打初打点をあげています
2.正木 智也選手
正木選手は、2021年に福岡ソフトバンクホークスからドラフト2位指名されました
世田谷西でプレーした後、慶應義塾高等学校に入学、その後慶應義塾大学に入学し、3年生からは4番を打ちました
渡部 遼人選手とは慶應義塾大学でもチームメイトとして、野球をしています
プロ野球では2022年に35試合、2023年に15試合出場し、今後の活躍が期待されます
3.山本 泰寛選手
山本選手は、2015年に巨人からドラフト5位指名されました
世田谷西でプレーした後、慶應義塾高等学校に入学、その後慶應義塾大学に入学し、ショートとしてベストナインに選出されています
プロ野球では、2016~2019年は巨人で、2021~2022年は阪神で活躍し、通算341試合、152安打を打っている
しかし、2023年は3年ぶりに1軍出場がなく、球団から戦力外通告を受けた
4.木下 幹也選手
木下選手は、2020年に巨人から育成ドラフト4位指名されました
世田谷西でプレーした後、横浜高等学校に入学、世田谷西や横浜高校で共にエースとして活躍し、高校卒業後にプロ入りしています
プロ野球では2021年、2022年と二軍公式戦に出場し、一軍の出場はまだありません
2023年ドラフト指名_廣瀬隆太選手
2023年のドラフトでも世田谷西シニア出身の選手が指名されました
廣瀬選手は、2023年に福岡ソフトバンクホークスからドラフト3位指名されました
世田谷西でプレーした後、慶應義塾高等学校に入学、その後慶應義塾大学に入学し、セカンドとしてベストナインに選出されています
高校通算41本塁打のスラッガーとして期待されています
世田谷西シニアの月謝
世田谷西シニアの気になる月謝ですが、正確な情報はどこにもありませんでした
一般的には、シニアチームの月謝は1万円ちょっとです
ただ、土日の遠征費や合宿代、硬式野球の道具代で結構なお金がかかります
世田谷西シニアへの入団を検討されている方は、ぜひ、事前にチームへ問い合わせてください
まとめ
今回の記事では、世田谷西シニアについて解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 世田谷西シニアとは、将来のプロ野球選手を育てるために1995年に設立された、中学公式野球チームです
- これまでに春19回、夏21回全国大会に進み、8度の日本一に輝いているが、誰でも希望すれば入団できる
- 世田谷西の代名詞はバッティングで、2023年にプロ野球に在籍している選手で、世田谷西シニア出身の選手は4名いる
小学生のお子さんがいらっしゃる方向けの記事は、こちらをご覧ください
これから、世田谷西シニア出身の選手を応援していこうと思います!