この記事で解決できる悩みや疑問
- 草野球で使う金属バットの選び方がわからない
- お勧めの軟式用金属バットを知りたい
草野球を20年間やっている「ほくと」です
草野球の醍醐味といえば、バッティングですよね
打球の飛距離をあげるために、ウレタンやカーボンなど、複合バット(複数素材を利用したバット)が進化しており、草野球では複合バットが主流となっています
しかし、一方で近年、複合バット禁止の球場が増えてきています
飛びすぎることで、打球が球場外にでてしまい、通行人や家屋にぶつかってしまうトラブルが頻発したためです
私がよく使う球場でももれなく、複合バットが禁止となってしまいました
複合バットが禁止の球場用に金属バットを購入しようと考えているのですが、どれが良いかわかりません
そこで、この記事では草野球用の軟式金属バットの選び方とお勧め3選を紹介していきます!
この記事の内容
- 草野球用軟式金属バットの選び方
- 草野球用軟式金属バットお勧め3選
この記事を読むと、草野球で使える軟式金属バットをみつけることができます!
では、解説していきます
草野球用軟式金属バットの選び方
一般的にバットの選び方には、このような観点があります
バットを選ぶ観点
- 素材(金属/木製/カーボン/複合)
- 重心の位置(トップ/ミドル/カウンター)
- 長さ
- 重量
- グリップの太さや形状
バット選びは楽しいので、もちろん、全ての観点にこだわって、自分に合ったバットを選ぶのが良いでしょう
しかし、草野球で使うバットで重要な観点は「素材」「長さ」「重量」の3つになります
「グリップの太さや形状」は、ストレート型やフレア型、タイカップ型などいくつかあるのですが、草野球で使うほとんどのバットがストレート型です
どうしても、グリップの太さを変えたい場合にはグリップテープを巻くことで調整ができます
お勧めのグリップテープはこちらで紹介しています
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また、「重心の位置」は基本トップバランス/ミドルバランスどちらかを購入するのがお勧めです
バットの重心の位置
- トップバランス:重心の位置がバットの先端にある。バットコントロールが難しいが、飛距離が伸びやすい
- ミドルバランス:重心の位置がバットの中心にある。バットコントロールはしやすいが、飛距離は落ちる
- カウンターバランス:重心の位置がグリップ近くにある。バットがかなり軽く感じるが、飛距離がでない
カウンターバランスのバットは商品数がないため除外し、トップバランスはグリップを短く持てば、ミドルバランスとしても使えます
投手の球速や自分のパワーの変化に応じて、使い分けできるのがトップバランスです
ただ、ミドルバランスでも全く問題なく、正直、草野球で使う分には、トップバランスでもミドルバランスでもあまり変わらないでしょう
草野球で使うバットで重要になる「素材」「長さ」「重量」、それぞれ、ポイントを見ていきましょう
素材
草野球のバット選びで最も大切なのは「素材」です
この記事では「金属」素材に絞ってバットを紹介しますが、基本知識として素材の違いを説明しておきましょう
バットの素材
- 金属:アルミや超々ジュラルミンの素材を使ったバット
(耐久性や打球感が良い。木製より飛ぶが、複合より飛ばない)
- 木製:アオダモやホワイトアッシュ、メイプルなどの素材を使ったバット
(芯の広さが最も狭く、打球が飛ばない。手首への負担が軽い)
- カーボン:炭素繊維強化プラスチックという素材を使ったバット
(高い強度と軽さを持ち、金属より軽く飛距離がでる)
- 複合:芯の部分だけウレタンなど複数素材を複合したバット。別名「コンポジットバット」
(芯の広さが最も広く、圧倒的に打球が飛ぶ。非常に高額)
野球用品専門店ベースマンさんが「バットによる芯の広さの違い」を分かりやすく紹介してくれています(下記の画像はベースマンさんのこちらのページから引用しております)
「複合バット」は芯が広く、圧倒的に飛ぶため、草野球では皆、使っているのです
私も複合バットで「柵越えホームラン」を打つことができました
金属素材のバットは「アルミ」「超々ジュラルミン」の2種類があります
金属バットの種類
- アルミ:1円玉と同じ素材のバット。軽くバットコントロールがしやすいが、飛距離はでない
- 超々ジュラルミン:ジュラルミンケースと同じ素材のバット。硬く反発力が高いため、アルミより飛ぶ
金属バットの素材では、反発力の高く主流の「超々ジュラルミン」を選びましょう
バットの長さ
バットの長さは打撃に非常に影響を与えます
基本的にバットは長ければ長いほど、遠心力が働き、ボールを遠くに飛ばすことができます
だからと言って、長すぎるバットは扱いづらく、バットコントロールができません
バットの長さを選ぶ基準として、「脇から指先までの長さ×1.3cm」や「地面から腰骨あたりの長さのもの」と言われます
一つの目安にはなりますが、あまりこれ通りにバットの長さを選んでいる人を見たことはありません
主流の長さは83cm~85cmなので、通常は85cm、あまりパワーに自信がない方は83cm前後を選ぶと良いでしょう
バットの重さ
バットの重さはかなり個人差があります
一般的な軟式金属バットは650g~800gの重さです
一度、複数の重量のバットを振ってみて、思い切り振り抜けるか(バットに振られないか)を試してみることが大切です
ちょっと軽いな、自分でバットコントロールできるなと思える重さのバットを選びましょう
パワーに自信がない方は600g~700g、一般的な方は700g~800g、パワーに自信があるからは800g以上が目安になるでしょう
ちなみにプロ野球選手は900g以上のバットを使用している人が多いです
900g以上のバットをバットコントロールして、150km/hのボールを打つなんて並大抵ではないですね
草野球用軟式金属バットお勧め3選
3つの条件を満たした、草野球にお勧めの金属バット3選を紹介していきます
1.セレクトナイン(ミズノ)
最初に紹介するのは、ミズノのセレクトナインです
セレクトナインとは、その名前通り、9人(レギュラー)に選ばれるための道具で、ミズノがだしているシリーズ名称です
発売時期は2021年なので、少し古いのですが、非常にバランスの良いバットです
シリーズとしては、トップバランスとミドルバランスの両方が発売されています
お勧めは、こちらの84cmで710g、トップバランスのバットです
素材も超々ジュラルミンをもちろん使っています
2.スカイビート(SSK)
次に紹介するのは、小学生から一般まで幅広い世代人気のスカイビートシリーズです
スカイビートのバットは、金属でもなるべく反発力を引き出す工夫がされています
「カーリングヘッド」と言い、先端部分をカーリング加工(曲げ)をすることで、打球時の力を分散させ反発力を引き出します
また、SSKのバットは「音」にもこだわっており、「カキーン!」という綺麗な音が好きで、スカイビートを選ぶという人も多くいます
重量は680g/700g/720g、長さは83cm/84cm/85cmから選ぶことができます
3.ウイニングロード(ZETT)
最後に紹介するのは、2024年最新のモデルです
特徴は、圧倒的な軽さです
84㎝で重量はなんと580gです
トップバランスのバットですが、これだけ軽いと振り抜けるので、ヘッドの重さを活かして長打を打つことができます
また、バットの表面に特殊磨き加工を行うことで、ボールをしっかりととらえることができます
思い切り振り抜きたい方にお勧めです
まとめ
今回の記事では、草野球用の軟式金属バットの選び方とお勧め3選を紹介しました
トレーニングバットのお勧めは、こちらの記事で紹介しています
ぜひ、参考にしてみてください
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最後にポイントをまとめます
ポイント
- 草野球用バットを選ぶ観点は「素材」「長さ」「重量」の3つ
- バットの素材によって、バットの芯の広さが違う
- 金属バットの素材は、反発力の高く主流の「超々ジュラルミン」を選ぶ
自分に合った金属バットを見つけて、もっと野球を楽しみましょう!
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