この記事で解決できる悩みや疑問
- U18野球日本代表メンバーは誰?
- U18野球日本代表は強いの?
2023年WBCはとても盛り上がりましたよね
世界の野球ランキングで日本は1位になっています
では、侍ジャパン(全世代)ではなく、U18野球日本代表は強いのでしょうか?
この記事では、U18野球日本代表について解説していきます!
この記事の内容
- U18野球日本代表とは
- U18野球日本代表の歴代結果
- U18野球日本代表2023年メンバーと試合結果
では、解説していきます
U18野球日本代表とは
U18野球日本代表とは、18歳以下の年齢制限がある大会に出場する、野球日本代表チームです
野球の日本代表チームは「侍ジャパン」と呼ばれ、3大大会(WBC/プレミア12/オリンピック)に主に出場しています
3大大会には年齢制限はなく、誰でも参加できるため、その国の「最強」メンバーを選出することができます
一方、年齢制限のある国際大会も実施されています
年齢制限のある国際大会
- 23歳以下
- WBSC U-23ワールドカップ
- 大学生
- 世界大学野球選手権大会
- 日米大学野球選手権大会
- ユニバーシアード
- 18歳以下
- WBSC U-18ワールドカップ
- BFA U-18アジア選手権大会
- 15歳以下
- WBSC U-15ワールドカップ
- BFA U-15アジア選手権大会
- U-15アジアチャレンジマッチ
- 12歳以下
- WBSC U-12ワールドカップ
- BFA U-12アジア選手権大会
この18歳以下の大会に出場するために、選ばれたメンバーがU18野球日本代表です
WBSC U-18ワールドカップが奇数年、BFA U-18アジア選手権大会が偶数年に行われています
(2023年にワールドカップがあり、2024年にアジア選手権大会が行われます)
両方とも甲子園が終わった9月に開催されることになっています
甲子園の活躍や地方大会の活躍によって、全国の高校球児12万人の中から、18名〜20名の選抜メンバーが選ばれます
甲子園で活躍したメンバーはもちろん、甲子園には出場できなかった逸材も選ばれることがあります
U18野球日本代表の歴代結果
WBSC U-18ワールドカップとBFA U-18アジア選手権大会を合わせた、歴代の結果がこちらです
開催年 | 大会 | 結果 |
---|---|---|
1982年 | AAA世界野球選手権大会 | 準優勝 |
1994年 | U-18アジア選手権大会 | 優勝 |
1996年 | U-18アジア選手権大会 | 3位 |
1998年 | U-18アジア選手権大会 | 優勝 |
2001年 | U-18アジア選手権大会 | 2位 |
2003年 | U-18アジア選手権大会 | 3位 |
2004年 | AAA世界野球選手権大会 | 準優勝 |
2005年 | U-18アジア選手権大会 | 優勝 |
2007年 | U-18アジア選手権大会 | 3位 |
2009年 | U-18アジア選手権大会 | 3位 |
2011年 | U-18アジア選手権大会 | 優勝 |
2012年 | AAA世界野球選手権大会 | 6位 |
2013年 | U-18ワールドカップ | 準優勝 |
2014年 | U-18アジア選手権大会 | 2位 |
2015年 | U-18ワールドカップ | 準優勝 |
2016年 | U-18アジア選手権大会 | 優勝 |
2017年 | U-18ワールドカップ | 3位 |
2018年 | U-18アジア選手権大会 | 3位 |
2019年 | U-18ワールドカップ | 5位 |
2022年 | U-18ワールドカップ | 3位 |
2023年 | U-18ワールドカップ | 優勝 |
アジア選手権では、大体1~3位に入っていますが、世界大会(AAA世界野球選手権大会/U-18ワールドカップ)では、2023年に初優勝を果たしました
アジア選手権の歴代1位の国はこちらです
アジア選手権歴代1位の国
- 日本5回
- 韓国5回
- チャイニーズタイペイ2回
一方世界大会の歴代1位の国はこちらです
世界大会歴代1位の国
- キューバ11回
- アメリカ10回
- 韓国5回
- チャイニーズタイペイ3回
- カナダ1回
- 日本1回
この結果からは、U-18野球日本代表はアジアの中では強いですが、世界レベルではまだまだ弱いといえます
しかし、この結果には理由があります
ワールドカップの前身大会である「AAA世界野球選手権大会」は1981年から始まっていますが、当時は開催時期が甲子園と重なっており、日本は基本出場を辞退していたのです
甲子園出場選手を含めた、U-18野球日本代表が、ワールドカップに参加したのは2004年大会が初です(ちなみに2004年大会はダルビッシュ選手を擁し、準優勝)
それ以降も2006年、2008年、2010年は不参加
2012年以降はWBSCが日本が参加できるように、開催時期を甲子園の後の9月に調整したため、毎回出場することができるようになりました
それにしても、2012年以降日本代表として7回参加して優勝が1回というのは、物足りないですよね
これにも理由があります
U-18野球日本代表が優勝できない、一番の理由は、世界大会で使用するバットが「木製バット」だからです
日本の高校野球は金属バットを使っています。そのため、世界大会で木製バットを使っても、思うような成績を出せない選手が多いです
また、甲子園が終わってすぐに世界大会が始まるため、休む暇がないというのも理由になるでしょう
特に準決勝や決勝に勝ち上がるような強いチームのメンバーこそ、甲子園から世界大会までの日程が短く、調整が難しくなっています
U18野球日本代表2023年メンバーと試合結果
U-18野球日本代表は2023年に悲願の初優勝を果たしました
メンバーこちらの20人でした
名前 | 高校 | ポジション |
---|---|---|
武田陸玖 | 山形中央 | 投手 |
髙橋煌稀 | 仙台育英 | 投手 |
木村優人 | 霞ヶ浦 | 投手 |
安田虎汰郎 | 日大三 | 投手 |
矢野海翔 | 大垣日大 | 投手 |
中山優月 | 智辯学園 | 投手 |
前田悠伍 | 大阪桐蔭 | 投手 |
森煌誠 | 徳島商 | 投手 |
東恩納蒼 | 沖縄尚学 | 投手 |
尾形樹人 | 仙台育英 | 捕手 |
新妻恭介 | 浜松開誠館 | 捕手 |
寺地隆成 | 明徳義塾 | 捕手 |
山田脩也 | 仙台育英 | 内野 |
高中一樹 | 聖光学院 | 内野 |
緒方漣 | 横浜 | 内野 |
森田大翔 | 履正社 | 内野 |
小林隼翔 | 広陵 | 内野 |
橋本航河 | 仙台育英 | 外野 |
丸田湊斗 | 慶応 | 外野 |
知花慎之助 | 沖縄尚学 | 外野 |
皆、野球強豪校から選出されていることがわかります
※野球が強い高校はこちらの記事で紹介しています
-
【判明】甲子園出場回数から、都道府県別野球が強い高校を紹介。甲子園に行きたい小中学生必見!
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さらに、2023年甲子園決勝進出校の仙台育英と慶応からは5名選ばれており、やはり甲子園で活躍した学校から選ばれています
一方、20人の選抜メンバーのうち5人は夏の甲子園に出場できなかった選手です
また、投手が9名選ばれていますが、これは大会に球数制限があるからです
選手の顔写真や詳細のプロフィールは公式ページをご覧ください
試合結果は大会全9試合を全勝!11失点、3失策という守りの野球で初優勝を果たしました
決勝戦はチャイニーズタイペイと戦い、小技と機動力を絡め、逆転に成功し2-1で見事勝利しました
こちらが決勝戦のダイジェストの動画です
素晴らしい結果ですね!
まとめ
今回の記事では、U18野球日本代表について解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- U-18ワールドカップとU-18アジア選手権大会が交互に行われていて、この大会に出るために選ばれた選手がU-18野球日本代表
- U-18ワールドカップは、2023年に初優勝を果たした
- 20人の選抜メンバーは甲子園出場校から中心に選ばれるが、夏の甲子園に出場できなかった選手も5人選ばれている
これから、U-18の野球チームにも注目していこうと思います!
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