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【プロ野球選手でもなる!】野球のイップスとは?イップスになりやすい人や症状、治し方を紹介!

野球のイップスとは

この記事で解決できる悩みや疑問

  • イップスとは何か知りたい
  • イップスになったプロ野球選手を知りたい
  • イップスの治し方を知りたい

みなさん、イップスをご存知ですか?

私は、野球漫画「MAJOR」を読み、イップスについて詳しく知りました

調べてみると、プロ野球選手でもイップスになった人がいることがわかりました

そこで、この記事では、野球のイップスについてわかりやすく解説していきます!

この記事の内容

  • イップスとは何か
  • イップスの原因となりやすい人
  • イップスの治療法
  • イップスになった有名人

この記事を読むと、イップスについての理解が深まります

では、解説していきます

イップスとは何か

イップスとは、心理的な理由で思うように身体が動かず、運動動作に影響が出る運動障害です

そのため、野球だけの言葉ではなく、あらゆるスポーツにおいてイップスになる可能性があります

元々は、1930年前後に活躍したプロゴルファーのトミー・アーマー氏が、どうしてもパットをうまく打てなくなり、その症状をイップスと名付けたことから始まっています

野球におけるイップスとは、投げる動作に表れます

投手であれば、ストライクが入らない、野手であれば、近い距離の送球がうまく投げられなかったり、外野からの中継が必ず暴投になるなどです

症状が重くなると、このように投げる動作がうまくできなくなる人もいます

野球人口の30%がイップスの経験があるとも言われており、かなり多くの選手を悩ませている障害です

また、アマチュアだけでなく、プロ野球選手でもイップスになっている人は多く、野球の技術に関係なくなることがわかります

イップスの原因となりやすい人

イップスになる原因は大きく2つ考えられます

1.恐れなどのメンタル面

極度の緊張や不安から、身体がいつもと同じように動かなくなり、イップスとなります

例えば、大事な場面で暴投をしてしまい、チームが負けてしまう経験などをすると、そうしたショックが原因で、イップスになってしまうことがあるのです

2.ジストニアなどの運動障害

ジストニアとは、筋肉の緊張によって運動障害が起こることをいいます

ジストニアの原因は脳の中枢神経系にあります

過度な同一動作の繰り返しにより、脳の中枢神経に影響を及ぼしているのではないかと言われています

イップスになりやすい人

イップスは「完璧主義、真面目、心配性」の選手がなりやすい傾向にあります

逆に大雑把な考え方をしている選手ほど、イップスにはなりません

失敗したらどうしよう、完璧に投球しなきゃと思うことが、身体に影響を与えるのです

イップスの治療法

イップスになってしまった時の対処法を紹介します

もし、自分やチームメイトがイップスかなと思ったら、しばらく野球をやるのはやめ、病院でみてもらいましょう

過度な同一動作の繰り返しが要因の可能性があるため、投げる動作をしばらく休むことで、改善する可能性があります

また、正しいフォームを身につけるために、無理のない投球動作を改めて習得することも大切です

どちらにしろ、イップスは選手生命に関わる、重大な運動障害のため、適切に治療できる病院で診てもらいましょう

決して、精神的に気合いが足りないということではありません

イップスになった有名人

イップスになるのは、プロ野球選手も例外ではありません

ここでは、イップスになったプロ野球選手を紹介していきます

1.イチロー選手

最初から驚きですが、なんとイチロー選手も過去にイップスの経験があると告白しています

高2の春に、上下関係の厳しさからイップスになってしまったそうです

プロに入ってからもイップスは続いていたようで、イチロー選手は「センスで治した」と言っています

2.田口壮選手

イチロー選手と同時期にオリックスの外野を守り、メジャーリーグでも活躍した田口選手

関西学院大学からドラフト1位でオリックスに入団しましたが、なんと、キャンプ3日目でイップスになったそうです

当時の土井監督に投げ方を直そうと言われて、直そうとしたら、バランスを崩し、投げ方がわからなくなりました

田口選手の解決方法は、コンバートです。ショートを守っていましたが、外野にコンバートしたところ、イップスから解放され、その後の活躍につながりました

3.内川聖一選手

NPBにおける右打者の最高打率記録保持者(.378)の内川選手

横浜ベイスターズに入団し、セカンドを守っていたときにイップスになりました

試合で失策を繰り返し、泣き出すくらいに悩んでいました

しかし、田口選手と同様に外野手にコンバートしてから、イップスがなくなっていったそうです

その後は、日本代表に選ばれるなど、球界を代表するアベレージヒッターになりました

4.高梨雄平選手

今も巨人のセットアッパーとして活躍を続ける、高梨選手ですが、大学生の頃にイップスを発症しました

大学3年生の春、完全試合を成し遂げますが、その後イップスを発症し、極度の制球難に苦しめられます

その後、動作系のトレーニングを重視することで、徐々にコントロールを取り戻していきました

その結果、楽天でも巨人でも活躍する左キラーが誕生しました

5.高井雄平選手

150km/hを超えるストレートで、高卒ドラフト1位でプロ入りした高井選手

しかし、真面目な性格から、周りのアドバイスを全て聞いてしまい、イップスを発症します

こちらが、イップスの症状が出た試合の映像です(1:02から見てください)

その後、外野手にコンバートすることで、イップスはなくなり、野手としてプロ野球で活躍することができました

まとめ

今回の記事では、野球のイップスについて、わかりやすく解説をしました

最後にポイントをまとめます

ポイント

  • イップスとは、心理的な理由で思うように身体が動かず、運動動作に影響が出る運動障害
  • もし、自分やチームメイトがイップスかなと思ったら、しばらく野球をやるのはやめ、病院でみてもらいましょう
  • イチロー選手でさえ、イップスで苦しんだことがある

イップスになったとしても、そこから回復して、野球を楽しんだり、活躍している選手はいっぱいいます

適切な治療をして、また野球を楽しみましょう!

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ほくと

小学生から野球を始め、野球歴30年、阪神タイガースファン歴も30年。大学時代は4年間バッティングセンター勤務。草野球チーム運営歴は20年になります。野球はやるのも観るのも大好き。野球を「やる人」も「観る人」も、今よりもっと野球を楽しめるようになる情報を発信していきます。野球グッツのレビュー依頼や質問は、お気軽にお問い合わせフォームまでどうぞ。詳しいプロフィールはこちら