この記事で解決できる悩みや疑問
- 夏にも野球をやりたいけど、熱中症が怖い
- 野球の熱中症対策でできることを知りたい
夏こそ野球をやりたいと思いますよね。けれど、最近の夏は本当に暑いです
この記事では夏の野球の熱中症対策でできることを、全てまとめました
この記事の内容
- 熱中症になりやすいスポーツランキング
- どれくらいの気温なら野球をやっていいのか
- 熱中症対策でできること全て
- 熱中症の症状がでたら
この記事を読むと、きちんと熱中症対策をして、夏も野球を楽しみましょう!
では、解説していきます
熱中症になりやすいスポーツランキング
日本スポーツ振興センターが、学校の部活動において熱中症で死亡した児童生徒を調査した結果があります
1975年から2017年までで、部活動の熱中症死亡事例は146例ありますが、1位は37人の「野球」が圧倒的でした
2位がラグビー17人、3位が柔道16人なので、野球がどれだけ多いかがわかります
野球指導者の熱中症に関する知識や意識不足なども理由にあげられますが、全身をユニフォームで覆っているという事が大きな理由の一つです
アンダーシャツが体温上昇を抑制するものであっても、その上にユニフォームが重ね着されることで、熱中症が引き起こされやすくなります
楽しい野球でも熱中症になってしまっては、元も子もありません
どれくらいの気温なら野球をやっていいのか
まず大切なのは、真夏の危険な暑さの日には活動を中止する勇気をもつことです
自分は大丈夫だろうと思っている人でも、熱中症は起こります
客観的な指標を元に、活動非活動の判断をしましょう
1つの基準は環境省がだしている「熱中症暑さ指標(WBGT値)」です
熱中症暑さ指標とは気温とは異なり、1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です
暑さ指標が31を超えた場合には活動の中止をしたほうがいいでしょう
熱中症暑さ指標は環境省の熱中症予防情報サイトから確認できますので、必ず確認するようにしましょう
熱中症対策でできること全て
暑さ指標が31以上ではなくても、それに近い場合には充分に対策をしてから、野球をやる必要があります
ここからは、対策の確認をしましょう
対策1:日頃の体調管理
睡眠不足や疲労が溜まっている時の真夏に野球をすると、熱中症になるリスクが高まります
睡眠時間をたっぷりとり、栄養補給を行うことで、体調管理をしましょう
特に注意したいのが、二日酔いの時です
二日酔いのメカニズムは解明されていないことも多いのですが、軽度の脱水状態に陥っているという説があります
その状態で運動をすると、脱水状態がひどくなり、熱中症になる可能性が高いでしょう
対策2:水分/塩分補給
熱中症の中でも、熱疲労や熱痙攣という症状は、水分/塩分不足によって引き起こされます
大量の汗をかくと、塩分も一緒に体の中からでてしまうのです
水分と塩分を一緒に補給でき、糖分濃度の低いスポーツドリンクが、体に吸収されやすいのでおすすめです
スポーツドリンクは一度に大量に飲むのではなく、30分おきにこまめに飲むと、体に吸収されますので、喉が渇く前に飲むことを心がけてください
おすすめのドリンクを3つ紹介します
ポカリスエットのイオンウォーターです。通常のポカリより甘味料が抑えられており、スッキリとした味わいです
私は、夏はこれで乗り切っています
スポーツドリンクの独特の甘さが好きではない方は、こちらがおすすめです。アクエリアスを極限まで薄めた感じで、飲みやすく、カロリーゼロも嬉しいです
OS-1は脱水症の食事療法として用いられている飲み物です。飲む点滴と言われており、圧倒的に素早く水分や塩分を補給できます
軽い脱水症状になってしまったら、すぐに飲むと良いでしょう
また、塩分補給には塩分タブレッツもおすすめです
こちらは野球の時以外でも、手軽に熱中症予防として使えて美味しいのでおすすめです
対策3:体の冷却
体に熱がたまると、熱中症になりやすいため、なるべく熱を溜めない工夫が必要です
帽子をかぶることや、重ね着はしないことは当たり前のこととしてやってください
その上で、揃えたいのは通気性の良いアンダーシャツです
暑さ対策を考えられたアンダーシャツがたくさん発売されています
おすすめのアンダーシャツを紹介します
圧倒的なおすすめはアンダーアーマーの野球ベースのヒートギアです
動きやすいのはもちろん、汗を吸収し、乾かす力が抜群です
そのため、ほかのアンダーシャツにありがちな、汗で体に服がベトっとつくことがありません
ジュニア用も打っているので、夏に向けたアンダーシャツは、これを1枚買っておくことをおすすめします
もう一つおすすめなのは、SSKから発売されているこちらです
アンダーアーマーとの違いは、着た瞬間冷んやりするくらい、熱放射機能が強いということです
アンダーシャツはアンダーアーマーかSSKを買っておけば、問題ないでしょう
また、直接体の温度を下げるアイテムもおすすめです
首やわきの下、太ももの付け根など、太い血管が通っているところを冷やすことで、全身を冷却することができます
冷却タオルはこれがおすすめです。水に濡らすだけで、冷却がしばらく続きます
帽子で頭に熱がこもりますが、このスプレーがあると、頭の熱を冷やすことができて爽快です。チームメンバーが使っていて、とても良かったです
熱中症にならないよう、道具を揃えておきましょう
また、キャッチャーは防具をつけると、とたんに暑くなりますので、定期的に防具を外して練習するなど工夫をするようにしましょう
熱中症の症状がでたら
熱中症対策をしていても、症状がでてしまうことがあります
熱中症が少しでも疑われる症状がでたら、やることは4つです
4つのやること
- 涼しい場所に避難する
- 服を緩める
- 体を冷やす
- 水分、塩分を補給する
そのまま、安静にして充分に休息をとってから、帰宅するようにしましょう
まとめ
今回の記事では、野球の熱中症対策を解説しました
対策をちゃんとした上で、夏の野球も楽しみましょう!
最後にポイントをまとめます
ポイント
- 野球は最も熱中症になりやすいスポーツ。理由は服を重ねて着ているから
- 暑さ指標が31を超えた場合には活動を中止する
- 夏の活動は熱中症対策のグッツを用意してから行う
あまりにも暑すぎる時は、家で野球観戦でも楽しみましょう!
スパイクとボールについての記事もどうぞ