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【ヒットの半分流し打ち】バッティングの流し打ちで一番大切なこととコツ3つを紹介!

流し打ちとは

この記事で解決できる悩みや疑問

  • 流し打ちのやり方がわからない
  • 流し打ちができるようになりたい

私、流し打ちが得意です。20年間の草野球でヒットの半分は、流し打ちで稼いでます

流し打ちができるようになると、状況に合わせて柔軟に打ち分けることができるので、打率が上がります

そこで、この記事では、流し打ちのコツ3つを解説していきます!

この記事の内容

  • 流し打ちとは
  • 流し打ちのコツ3つ
  • 芸術的な流し打ちのプロ野球選手

この記事を読むと、流し打ちのコツがわかり、実践で流し打ちが打てるようになります

では、解説していきます

流し打ちとは

流し打ちとは、右バッターならライト方向、左バッターならレフト方向に打つ打ち方のことです

引っ張り打ちは英語でpull hitterと言いますが、流し打ちは英語でopposite field hitterと言います

訳すと「反対方向に打つ」になり、日本語の「流す」という意味合いはありません

引っ張る際には、ボールを捉えるポイントを前にし、まさに強く引っ張る打ち方をします

一方、流す際には、ボールを捉えるポイントを後ろにして、引きつけて外側に打ちます

この外側に打つイメージを日本語で「流す」と表現したと言われています

流し打ちの別の言い方として、「おっつけて打つ」という表現があります

打つ際に、後ろの肘をたたんで脇をしめて打ちます

その動作が相撲用語の「押っつける」(脇をしめて、相手の腕を押さえる)と似ていることから、そう呼ばれています

流し打ちのコツ

一般的に流し打ちは、引っ張るより難しいと言われています

それは、バットを振る方向とは逆方向に、ボールを飛ばすのに、技術が必要だからです

ただ、流し打ちができるようになると、メリットがあります

  • ボールを見る時間が増えるため、三振が減る
  • 状況に応じて、進塁打が打てる
  • ヒットゾーンが広がる

そんなメリットのある流し打ちのコツを、3つに分けて紹介していきます

1.自分の体の正面までボールをひきつける

流し打ちで一番大切なのは、自分の体の正面までボールをひきつけることです

ミートポイントを、普段よりも後ろにしましょう

詰まったような感覚になりますが、それで大丈夫です

多少、詰まったような状態でもバットを振り抜くことで、反対方向へ強いボールが、飛んでいきます

ありがちなのが、流し打ちをしようとして、ミートポイントを前にして打つことです

そうすると、力のないスイングになり、ボテボテのゴロやショーフライになりがちです

スイングは普段と同じで、ミートポイントを、体の正面まで後ろにする意識を持ってください

2.ボールの内側を打つ

2つ目のコツは、ボールの内側にバットをあてる、ということです

左バッターなら、ボールの右側、右バッターなら、ボールの左側がボールの内側になります

打つ際に、ボールの内側意識して打つようにしましょう

これはバットのヘッド(先端)が、先に前に出ないようにするためです

バットのヘッドが先に出てしまうと、いわゆるドアスイングになり、力のないバッティングになってしまいます

ボールの内側を打つイメージでいると、自然と手首が先に出るようになり、力のはいったバッティングで、流し打ちができます

3.振り切らず振り抜く

3つ目は、ボールを打った後の手首の動きについてです

フォロースルーは通常、大きくすると思います

しかし、流し打ちの際にはバットを振り切らず、流し打った方向に振り抜くことが大切になります

こちらの動画をご覧ください。50秒〜2分20秒で、振り抜くことの大切さを解説しています

フォロースルーについては、こちらでも詳しく解説しています

バッティングのフォロースルー
【手を離すべき?】バッティングのフォロースルーで意識すべきことを解説!

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芸術的な流し打ちのプロ野球選手

プロ野球選手の中で、流し打ちが上手いバッターは誰なのでしょうか

2024年シーズンの規定打席到達者の中で、逆方向への打球が多い打者TOP5はこちらです

順位チーム選手名逆方向センター方向引っ張り
1日本ハム松本剛42%33%25%
2巨人門脇誠40%32%28%
3日本ハム田宮裕涼37%28%35%
4中日田中幹也37%35%28%
5DeNA宮﨑敏郎36%35%29%

現代の芸術的な流し打ちのプロ野球選手は松本剛選手となりました

2022年には首位打者に輝いており、まさに自由自在に打ち分けていることがわかります

流し打ちが上手い選手は過去にもたくさんいました

ここでは誰もが認める流し打ちの達人を3人紹介します

1.落合博満選手

流し打ちのHRで、誰もが思い出すのが落合選手じゃないでしょうか

プロ野球史上唯一の3度の三冠王を獲得している落合選手

流し打ちで長距離が打てる選手でした

落合さんは「僕は流してないんです。そうするとファウルになる。すべて引っ張っていく中でライトに飛んでいくだけです」と言っていました

バットの角度次第でライトに飛ぶという流し打ちだったようです

2.篠塚和典選手

選手としてプロ19年間で打率.304、首位打者2回を獲得した篠塚選手

その後、巨人の打撃コーチとして6度のリーグ優勝、2009年のWBCでは代表の打撃コーチに着任し、日本を世界一に導きました

芸術的な流し打ちが記憶に残っている人も多いでしょう

「流し打ちの極意」という本も出しており、流し打ちの達人といえます

3.井端弘和選手

中日の黄金期を支えた井端選手、ベストナイン5回、ゴールデングラブ7回と実績は充分です

中日を退団した後、巨人の選手として活躍し、退団後は巨人のコーチも歴任しています

2019年からは野球解説者として、また自身のYouTubeチャンネルでもわかりやすい解説が人気です

YouTubeでも「右打ち講座」をやっており、とてもわかりやすいです

是非、こちらの動画も確認ください

まとめ

今回の記事では、流し打ちのコツ3つを解説しました

最後にポイントをまとめます

ポイント

  • 流し打ちには「三振が減る」「進塁打が打てる」「ヒットゾーンが広がる」というメリットがある
  • 流し打ちで一番大切なのは、自分の正面までボールを引きつけること
  • ボールの内側を打つイメージを持ち、バットを振り切らず振り抜くことが大切

流し打ちを打てるようになって、打率を上げましょう!

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  • この記事を書いた人

ほくと

小学生から野球を始め、野球歴30年、阪神タイガースファン歴も30年。大学時代は4年間バッティングセンター勤務。草野球チーム運営歴は20年になります。野球はやるのも観るのも大好き。野球を「やる人」も「観る人」も、今よりもっと野球を楽しめるようになる情報を発信していきます。野球グッツのレビュー依頼や質問は、お気軽にお問い合わせフォームまでどうぞ。詳しいプロフィールはこちら