この記事で解決できる悩みや疑問
- 野球のインサイドワークとは何か知らない
- 配球やリードと何が違うのかわからない
- 草野球におけるインサイドワークとは何か知りたい
あまり聞き慣れない言葉ではありますが、時々プロ野球中継聞きますよね、「インサイドワーク」
私は意味を知らなかったので、今回改めて調べ、完全に理解しました
そこで、この記事では野球のインサイドワークを解説していきます!
この記事の内容
- インサイドワークとは
- 草野球におけるインサイドワークの実践
- インサイドワークを磨く練習
- インサイドワークに優れたプロ野球選手
この記事を読むと、インサイドワークが理解でき、実践できるようになります!
では、解説していきます
インサイドワークとは
インサイドワークとは頭脳プレーのことです
野球においては、特にキャッチャーに対して使われる言葉で、技術ではなく、頭を使ったプレーのことです
インサイドワークにはこのようなものがあります
- 配球やリード
- 適切な間合いの取り方
- 相手の戦略を読む
- 試合の流れを読む
よく、配球やリードがインサイドワークとして取り上げられます
しかし、配球やリードは、あくまでインサイドワークの一つでしかありません
配球/リード/インサイドワークの違い
- 配球:対バッターへセオリーに基づいた考え方
- リード:ピッチャーの球種を含めて配球を考えること
- インサイドワーク:あらゆる情報を含めて頭脳プレーをすること
このような違いがあります
インサイドワークは、決して、目立つプレーではないのですが、勝敗をわけることが多いです
インサイドワークが上手いキャッチャーがいると、身体能力や技術では劣っていても勝てることがあります
草野球におけるインサイドワークの実践
草野球において、インサイドワークが必要な場面は少ないでしょう
草野球で最も役立つインサイドワークは、配球です
配球の基本は3つです
- 左右の揺さぶり
- 高低の揺さぶり
- 前後の揺さぶり(タイミング)
これらを組み合わせて、配球を考えます
この中でも、特に大切なのは、③.前後の揺さぶりです
というのも、草野球では、左右や高低に投げ分けるコントロールを持った投手は、まれだからです
急速差のあるボールを投げられるだけで、タイミングを外し、打者を打ち取ることが可能です
ほとんどの投手は2球種(ストレートと変化球)でしょう
まずは、そのどちらが、決め球なのかを考えましょう
その決め球を最後にもってくるために、もう一つの球種でストライクが取れるようにしたいです
空振りが取れなくても良いので、見逃しやファールが取れるようになると、配球がしやすいです
ストライクが取れる球を連投し、2ストライクまで追い込み、最後決め球でアウトにする
これが草野球における、配球のセオリーです
インサイドワークを磨く練習
インサイドワークを磨くには、どうしたらいいのでしょうか
方法は3つです
- 書籍で勉強する
- プロ野球選手の試合を観る
- 実践で捕手の経験を積む
まず、①書籍でインサイドワークの観点を学び、②プロの実践を観て、③実際に捕手として試してみる
これを繰り返すことで、インサイドワークを磨くことができます
インサイドワークに優れたプロ野球選手
インサイドワークに定評があった、プロ野球選手を書籍と共に3人紹介します
1人目:野村克也
言わずと知れた、インサイドワークをプロ野球に導入した人です
内角高めの速球で相手を起こし、外角の変化球で打ち取るなど
打ち取るための配球や心理戦を実践しました
監督になってからは、ID野球と呼ばれる野球理論を構築
何人もの選手が、理論によって復活を果たし、野村再生工場と呼ばれました
野村監督の書籍から、インサイドワークを学ぶならこちらがオススメです
野村監督の書籍は人生訓や語録が多いですが、この本は配球やデータ利用法など、インサイドワークについても言及されています
2人目:古田敦也
野村監督の一番弟子である、古田選手です
ヤクルト時代に野村監督に「頭を使えたら、弱いやつでも勝てる」と言われた古田選手
得意の洞察力を活かし、打者の苦手なコースやその日の調子によって、配球や野手の守備位置を細かく変えていたそうです
古田選手の書籍から、インサイドワークを学ぶなら、圧倒的にこれです
テレビ番組の書籍化ですが、ミットの構え方や配球論など、インサイドワークにつながる話が満載です
3人目:谷繁元信
横浜ベイスターズで活躍をした谷繁選手です
打撃は決していいほうではありませんでしたが、インサイドワークが優れており、プロ野球歴代1位の3,021試合に出場しました
その完成度は落合監督から「一番いなくなったら困る選手」と言わしめるほどでした
谷繁選手の書籍から、インサイドワークを学ぶなら、こちらがオススメです
まとめ
今回の記事では、インサイドワークを解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- インサイドワークとは、特にキャッチャーに対して使われる言葉で、頭脳プレーのこと
- 草野球においては配球、その中でも前後の揺さぶり(タイミング)が1番重要
- インサイドワークを磨くには「書籍」「プロ野球を観る」「実践する」の3つの方法がおすすめ
インサイドワークを学んで、もっと野球を楽しみましょう!
ピッチングに役立つこちらの記事もどうぞ
プロ野球をお得に観るためにこちらの記事もどうぞ