この記事で解決できる悩みや疑問
- クローザー/リリーフ/セットアッパーの意味の違いを知りたい
- 歴代クローザーで有名な選手を知りたい
野球で「クローザー」という言葉をよく聞きますが、リリーフやストッパー、セットアッパー、抑えなど、似た言葉が多いですよね
そこで、この記事では、野球用語クローザーの意味を解説していきます!
この記事の内容
- クローザーとは
- クローザーに求められること(適正)
- 歴代クローザーランキング
この記事を読むと、クローザーへの理解が深まり、曖昧な言葉の区別がつくようになります!
クローザーとは
クローザーとは、試合の終盤に登板し、試合を終了させる投手のことです
クローザーは英語で「closer」と書き、「閉じる」という意味の「close」と「人」を表す「er」が組み合わさってできた言葉です
試合を勝利で閉じる人」という意味で、抑え投手とも呼ばれます
以前は先発ピッチャーが完投するのが理想とされていましたが、怪我のリスクなどを考慮し、近年は、分業制がメインとなっています
「先発-中継-抑え」という分業になり、最後に投げる投手がクローザーです
似た言葉に、「リリーフ」「セットアッパー」「ストッパー」などがあります
それぞれ、このように意味が異なります
意味の違い
- クローザー/ストッパー/抑え投手/守護神:試合の終盤に投げ、試合を終わらせる投手
- リリーフ:先発ピッチャーの後の投手のこと、中継と抑え投手の総称
- セットアッパー:クローザーに繋ぐ、中継投手のこと
クローザーと同じ意味の言葉がたくさんあります。クローザーが英語なのに対し、ストッパーが和製英語、抑え投手と守護神が日本語です
そのため、MLBではクローザーと呼ばれます
中継投手に関する野球用語「ホールド」はこちらでも詳しく紹介しています
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クローザーに求められること(適正)
クローザーが登板するのは、1点差や2点差などの僅差の場合が多いです。負けている試合ではほとんど登板しません。
リードを保ったまま勝つことが、クローザーの役割です
そのため、クローザーには先発や中継とは異なる力が求められます
3つの必要な力を紹介します
1.メンタルの強さ
最後に抑えて勝つのが当たり前という場面で、登板しますので、かなりのプレッシャーがかかります
球場も盛り上がり、相手チームは必死で食らいついてきます
そういう状況でも動じずに、淡々と投げるメンタルの強さが求められます
2.体力
1回(打者3人)しか投げないので、楽と思われがちですが、非常に体力が必要な役割です
状況によっては、先発投手と違い、毎日登板しないといけません
また、いつ登板するかがわからないので、毎日投げ込み、準備をする必要があります。長いシーズンを耐える体力が必要です
3.空振りを奪える球種がある
1回を無失点で抑えるためには、三振をとれると有利です
ランナーがでてしまっても、三振を取ればピンチは広がらないため、空振りを奪える球種があると適正があります
ストレートでも変化球でも構いませんが、相手を圧倒する空振りを奪える球種が必要です
歴代クローザーランキング
歴代クローザーのランキングをみていきましょう
クローザーを評価する指標に「セーブ」があります。下記4つの条件を満たしたとき、セーブが1つ記録されます
セーブの4条件
- 勝利投手の権利を持たない
- 勝利チームの最後の投手として登板する
- 登板から試合終了までに、同点や逆転を許していない
- 1/3イニング以上の投球回数を投げる
今回はこのセーブ数が多い順でランキングを作りました
順位 | 名前 | セーブ数 |
---|---|---|
1 | 岩瀬 仁紀 | 407 |
2 | 高津 臣吾 | 286 |
3 | 佐々木 主浩 | 252 |
4 | 藤川 球児 | 243 |
5 | サファテ | 234 |
6 | 小林 雅英 | 228 |
7 | 平野 佳寿 | 220 |
8 | 山﨑 康晃 | 216 |
9 | 松井 裕樹 | 202 |
10 | 江夏 豊 | 193 |
歴代最多セーブは、圧倒的なセーブ数の岩瀬選手です
2005年にクローザーを任されると、そこから9年連続で30セーブ以上を記録し、最多セーブのタイトルを5回獲得しています
現役最多は平野佳寿選手です。引き続き、頑張って欲しいですね
まとめ
今回の記事では、野球のクローザーについてわかりやすく解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- クローザー/ストッパー/抑え投手/守護神は全て同じ意味で、試合の終盤に投げ、試合を終わらせる投手こと
- クローザーの適正は「メンタルの強さ」「体力」「空振りを奪える球種がある」の3つ
- 歴代最多セーブは、圧倒的なセーブ数の岩瀬選手
これからは、クローザーにも注目して野球を楽しみましょう!
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