【2023年最新】野球のwarをわかりやすく解説。評価基準や問題点、war上位選手も紹介します!

野球のwar

この記事で解決できる悩みや疑問

  • 野球のwarが何かわからない
  • warの評価基準を知りたい
  • war上位選手を知りたい
  • 大谷選手のwarを知りたい

2022年大谷選手のMVP議論のとき、warという言葉がよくでてきました

今回、改めてWARについて調べ、完全に理解することができました

そこで、この記事では野球のWARをわかりやすく簡潔に解説していきます!

この記事の内容

  • WARとは何か
  • WARの評価基準
  • WARの問題点
  • 2022年プロ野球WAR上位ランキング
  • 大谷選手の歴代WAR

この記事を読むと、WARの理解が深まり、今以上にプロ野球を楽しんで観ることができます

WARとは何か

野球で、誰がどれだけ勝利に貢献したのかを評価することは難しいです

攻撃や走塁、守備や投球と勝利に貢献する方法は多様だからです

そこで、野球をデータから分析する手法(セイバーメトリクス)の研究者が開発した指標、それがWARです

WARは“Wins Above Replacement”の略称で、「ウォー」と読みます

代替可能選手と比較して、どれだけチームの勝利数に貢献したのかを表す指標です

例えば2022年ヤクルトの村上選手のWARは+10.4です。これは、村上選手が出場したことで、10勝分チームが多く勝てた」ということを表します

投手を評価する指標は防御率や奪三振率、打者を評価する指標は守備率やOPSなどがありますが、WARがあることで、全ての野球選手を同じ指標で評価することができるようになりました

WARの計算方法

WARは貢献方法が多様な野球選手を、1つの指標で評価したものです

そのため、打撃・走塁・守備・投球の全ての要素を組み合わせて算出されます

WARの算出方法はかなり複雑です

例えば、打撃だけみても下記のような計算がされています

打撃指標

打撃指標=(wOBA-リーグ平均wOBA)÷1.24×打席
wOBA=(0.7×(四死球-敬遠)+0.9×(単打+失策出塁)+1.3×(二塁打+三塁打)+2.0×本塁打)÷(打席-敬遠-犠打)

打撃、走塁、守備、投球において同じような計算をし、総合的な指標としてWARが算出されます

WARの評価基準

WARは数値が大きければ大きいほど、優秀です

評価基準は以下が目安と考えられています

WAR評価
6.0以上MVP級
5.0-6.0スーパースター級
4.0-5.0オールスター級
3.0-4.0好選手
1.0-3.01軍レギュラー選手
1.0以下1軍控え
0未満2軍以下

1軍レギュラー選手が1年間出場して2.0くらいが平均と言われています

WAR0は1軍と2軍を行ったりきたりしている選手です

WARの定義である「代替可能選手と比較して、どれだけチームの勝利数に貢献したのか」の「代替可能選手」がWAR0の選手となります

基本はWARの数値が大きい選手を使ったほうが、勝つ確率が高くなります

しかし、育成目的でWARの低い選手を使うことも戦略としてあるでしょう

2022年プロ野球WAR上位ランキング

2022年プロ野球のWAR上位10選手を紹介します(セ・パ混ぜての上位10選手)

ランキング選手名球団WAR
1村上宗隆ヤクルト10.4
2山本由伸オリックス8.0
3岡林勇希中日6.7
4佐々木朗希ロッテ6.1
5塩見泰隆ヤクルト5.6
6戸郷翔征巨人5.1
7青柳晃洋阪神5.0
8吉田正尚オリックス5.0
9千賀滉大ソフトバンク4.8
10山川穂高西武4.8

野手と投手が混ざっていますね

また、3位の岡林選手のように打撃成績はそこまで高くない(.291/本塁打0/打点32)ですが、守備や走塁貢献が高く、上位にランクインする選手もいます

今までにない、全ての野球選手を1つの指標で評価していることがわかります

WARの問題点

WARは全ての野球選手を同じ指標で評価できる一方、問題点もあります

WARの問題点

  • 1芸に秀でた選手が評価されづらい
  • 投手(中継ぎや抑え)の評価が低い
  • 守備ごとの補正の影響が大きい

それぞれみていきましょう

1芸に秀でた選手が評価されづらい

WARは打撃、走塁、守備、投球の全ての要素を組み合わせて算出されるため、走塁のスペシャリストやワンポイントリリーフなどの選手の評価が低くでます

しかし、実際の試合でスペシャリストのプレイは勝敗を決める価値があることが多いです

WAR以外の指標で総合的に選手を見ていく必要があります

投手(中継ぎや抑え)の評価が低い

中継ぎや抑えの選手のWARは全般的に低くでる傾向にあります

例えば、2022年セ・リーグホールド王である、阪神タイガース湯浅京己選手のWARは2.0で、1軍レギュラーの平均的な活躍というWARです

しかし、防御率1.09/奪三振率10.4/与四死球率1.9/43ホールドはWAR4.0以上あってもおかしくない成績です

守備ごとの補正の影響が大きい

WARで守備を評価する際、ポジションによって守備の難易度が異なるので、補正がされます

例えば、捕手は+18.1、セカンドは+3.4、ファーストは-14.1というように補正値が決まっています

しかし、ファーストはショートバウンドの捕球など、実は難易度の高いポジションです。この補正値が全体のWARに大きく影響を与えていると言われています

大谷選手の歴代WAR

メジャーでMVPを獲得する大谷選手のWARはどれくらいなのでしょうか

年度球団WARタイトル
2022年度エンゼルス9.6
2021年度エンゼルス9.0MVP
2020年度エンゼルス-0.4
2019年度エンゼルス2.5
2018年度エンゼルス3.9新人王
2017年度日本ハム2.5
2016年度日本ハム10.3
2015年度日本ハム6.6最多勝/最優秀防御率
2014年度日本ハム7.0

二刀流が成功した2016年や2021,2022年は驚異的なWARを記録しています

一方、肘の手術の影響で、打者に専念していた2018~2020年は大谷選手といえども2~3のWARになっています(2~3のWARでも凄いんですけどね)

しかも、2021年や2022年は指名打者として-1.7の補正がされています。それがなければ10以上のWARです

まとめ

今回の記事では、野球のWARについてわかりやすく解説しました

warのようなセイバーメトリクスをより詳しく知りたい方は、こちらをお勧めします

最後にポイントをまとめます

ポイント

  • WARは代替可能選手と比較して、どれだけチームの勝利数に貢献したかの指標
  • WARは打撃・走塁・守備・投球の全ての要素を組み合わせて算出される
  • WARには投手(中継ぎや抑え)の評価が低いなど、問題点もある

これからは、勝利数や本塁打だけでなくWARにも注目してプロ野球を楽しみましょう!

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  • この記事を書いた人

ほくと

小学生から野球を始め、野球歴30年、阪神タイガースファン歴も30年。大学時代は4年間バッティングセンター勤務。草野球チーム運営歴は20年になります。野球はやるのも観るのも大好き。野球を「やる人」も「観る人」も、今よりもっと野球を楽しめるようになる情報を発信していきます。詳しいプロフィールはこちら