この記事で解決できる悩みや疑問
- バッティングでバットにボールが当たらない原因を知りたい
- ミート力を向上させる練習方法を知りたい
草野球を20年以上やっているほくとです
私のチームには野球初心者の方もよく参加します
野球初心者の方は、どうしてもバットにボールが当たりません
ただ、ほんの少しのことを気をつければ、すぐにバットにボールが当たるようになります
バットにボールが当たるだけで、野球は格段に楽しくなりますよね
そこで、この記事ではバットにボールが当たらない原因と練習方法について解説していきます!
この記事の内容
- バットにボールが当たらない原因
- バットにボールを当てる練習方法
この記事を読むと、バットにボールが当たらない原因を把握して、練習し、バットにボールが当たるようになります!
では、解説していきます
バットにボールが当たらない原因
野球は動いているボールに対して、バットをタイミングよく当てなくてはいけなく、複雑な動きが絡み合っています
そのため、バットにボールが当たらない原因というのは複数あります
ここでは、草野球で初心者によくみられる、典型的なバットにボールが当たらない原因を5つ紹介します
バットにボールが当たらない原因
- 上半身が前に突っ込む
- 頭が動く
- バットのヘッドが下がる
- ドアスイング(腕が伸びて振る)になる
- バットコントロールが下手
ほとんどの人が、この5つが原因でバットにボールが当たりません
バッティングのどこのステップに課題があるかを確認するために、バッティングの流れを確認します
バッティングは大きく6ステップに分解できます
バッティングの流れ
- 構え
- ステップで軸足に体重をかける
- 足を下ろす(トップ)
- 振り出す
- ボールとバットが当たる(インパクト)
- フォロースルー
トップやフォロースルーについて細かく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
では、バットにボールが当たらない原因を深掘りしていきましょう
1.上半身が前に突っ込む
「3.足を下ろす(トップ)」部分で、上半身が前に突っ込む方が多くいます
打ちたいという気持ちが全面にでているのはいいのですが、これだとバットにボールが当たりません
上半身が突っ込む原因は、足を下ろして、踏み込んだ足の体重が乗る位置が間違っているからです
足を下ろした時、体重は踏み込んだ足の太ももの内側に乗っていないといけません
これが、打ちたい気持ちが大きくなると、踏み込んだ足の太ももの外側になってしまい、そのまま、腰から上が前に流れてしまうのです
2.頭が動く
「頭が動く」ことが修正できるだけで、かなりバットにボールが当たる可能性が高まります
バッティングは動くボールをバットでとらえることです
とらえる方の頭も動いてしまうと、動いているもの同士なので、当たる可能性がかなり低くなってしまいます
頭を動かさないのは、「4.振り出す」「5.ボールとバットが当たる」の時です
前の足を踏み込んだ時にある頭の位置は動かさずに、振り出し、ボールとバットが当たる瞬間まで、動かさないよう意識しましょう
3.バットのヘッドが下がる
バットのヘッドが下がると、空振りが多くなってしまいます
ただ、この「バットのヘッドが下がる」というのは少しわかりづらいです
というのも、例えば低めのボールを打とうとすると、確実にバットのヘッドは下がりますよね
プロ野球選手の打撃を見ても、真ん中のボールでもバットのヘッドが下がっています
バッティングで良くないとされる、バットのヘッドが下がるとは、肘を伸ばした直線よりバットのヘッドが下がっていることを言います
肘を伸ばした直線よりもバットのヘッドが下がってしまうと、ボールを捉えることが難しくなってしまい、空振りが多くなってしまいます
4.ドアスイング(腕が伸びて振る)になる
ドアスイングとは、両腕が伸び切った状態でスイングすることを言います
ドアスイングが悪いのは、バットのヘッドが遠回りしてしまい、振り遅れてしまうことです
振り遅れた結果、空振りしてしまいます
ある程度野球を長くやっている人にも見られる癖です
ドアスイングを直すことで、最短距離でバットを振ることができるようになり、確実にバットにボールが当たる可能性が上がります
5.バットコントロールが下手
最後の原因は、バットコントロールです
打席の中で、体がガチガチになってしまい、バットをコントロールできなくなってしまう人がいます
バットはむちのように振ると、コントロールできると言われています
打席の中で、いかにリラックスできるかがポイントです
バットは軽く持ち、インパクトの瞬間だけ強く握ると良いとも言います
体が硬くなってしまうと、バットコントロールができず、バットにボールが当たりにくくなるでしょう
バットにボールを当てる練習方法
バットにボールが当たらない5つの原因を解決する練習方法を紹介します
1.頭を残し、上半身が突っ込まない練習方法
様々な練習方法がありますが、私はこちらのTAISHIさんの練習が一番シンプルでいいと思います
頭の位置は、振り始めは右肩の上(左バッターの場合)、振り終わりは左肩の上が理想とされています
これを意識して、バットを振るために、構えた時の両足の真ん中にボールを置き、そこから頭がずれていないかを確認して素振りをするといいでしょう
是非、やってみてください
2.ヘッドが下がらず、ドアスイングにならない練習方法
この2つは、バットが体から離れて、遠回りして振ってしまっている(アウトサイドインといいます)ことが大きな要因です
そこで意識したいのは、左脇をしめる(左バッターの場合)ことと、グリップから前に出すことです
元プロ野球選手の和田選手が教えている、方法が非常にわかりやすいので紹介します(6分くらいからみてください)
バットを肩に担ぎ、手に力を入れず、腰だけを回して打つ、これを繰り返すことで、自然とインサイドアウトの打ち方が身につきます
もし、投げてくれる人がいるならば、バトミントンの羽で練習するとボールを拾う手間が省けて、効果的ですよ
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【道具も紹介】野球のシャトル打ち練習のやり方、メリットデメリット含めた効果を説明します!
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もう一つ、意識すると良いポイントとして、「ボールの内側を意識して打つ」ということがあります
左バッターなら、ボールの右側、右バッターなら、ボールの左側がボールの内側になります
打つ際に、ここをバットで打つように意識しましょう
そうすることで、自然とバットのヘッド(先端)が、先に前に出ないようになります
是非、試してみてください
3.バットコントロールをよくする練習方法
最後にバットコントロールをよくする練習方法です
バットコントロールをよくするには、手首を柔らかく使うことが大事になります
手首が固いと、バットをむちのように使うことができません
そこで、片手でバットを持って、手首をしならせて動かす練習をするのが効果的です
徹底的に打撃練習をすることで、何度も日本一になっている、中学硬式野球の強豪「世田谷西シニア」の指導が参考になります
野球初心者ほど、打席に入るとバットを強く握って、手首がガチガチになりがちなので、まずはそこから意識してみてください
世田谷西シニアについては、こちらでも紹介しています
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【中学硬式の強豪】世田谷西シニア出身のプロ野球選手や選手の進路、月謝を紹介!
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まとめ
今回の記事では、バットにボールが当たらない原因と練習方法について解説しました
最後にポイントをまとめます
ポイント
- バットにボールが当たらない原因は、この5つ
1.上半身が前に突っ込む/2.頭が動く/3.バットのヘッドが下がる/4.ドアスイングになる/5.バットコントロールが下手
- ヘッドを下げず、ドアスイングにならないためには、バットを肩に担ぎ、手に力を入れず、腰だけを回して打つ、これを繰り返す
- バトミントンの羽で練習をすると、遠くに飛んでいかないので効果的
バットにボールが当たらない原因を意識して、もっともっとバッティングの技術を向上させましょう!
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